“グリーン”
グリーンは小さな傾斜と大きな傾斜が重なりあっており、
しかも速くてなかなか止まらないので、パッティングセンスが問われるものでもある。
雨が降ると湿り風が吹き、10番のカメリアでは湿り風に捕まるとミスをすると言われている。
また雨はグリーンを更に速くしてしまい、これもスコアを落とす原因ともなっている。マスターズに挑戦するゴルファーの中には、コンクリートで舗装された駐車場でパット練習をする者がいる程である。
“芝”
“アザレア”
13番ホールには1600本ものアザレアが植栽されている。「マスターズの時期に花が満開になるよう、植える前に種子を氷漬けしている」という都市伝説があるが、実際に一度だけオーナーが氷漬けしたことがあるという。
“グリーンコート/グリーンジャケット”
グローブ・コーポレーション社が作っています。
最初に作ったのは1937年ブルックス社が作りオーガスタのメンバーに送られています。
毎年、マスターズで優勝したプレーヤーに昨年の優勝者からグリーンコートを掛けてもらうところが印象的なシーンです。
優勝者に送られるようになったのは1949年のサム・スニードからです。
ちなみにマスターズグリーンと言われる色はPMS-560という緑色です。
“マグノリアレーン”
オーガスタ・ナショナルGCへの入り口。オーガスタのメンバーと選手専用の出入り口になります。木蓮の木立ち並ぶ。当初は65本あった木蓮も現在は数本減っています。
木蓮の並木道を通った先には真っ白なクラブハウスが立っています。クラブハウスまでは250ヤードほどあります。
“オークツリー“(オークトゥリー)
日本人としてオークツリーにはほろ苦い思い出が多いはずです。
以前はオークツリーの周りでホールアウトした選手のインタビューを行なうことが一般的でした。
オークツリーの周りで自分の無力さに涙を流した選手をたくさん観てきました。
早くこの思いを払拭してくれる日本人選手が出てきて欲しいものです。オークとは樫です。
“橋”(ブリッジ)
オーガスタ・ナショナルGCには記念の橋が建設されています。
“ホーガンブリッジ”
ベン・ホーガンが当時(1953年大会)の最少となる274ストロークでラウンドしたことを記念して12番ホールに建設された橋です。
“ネルソンブリッジ“
バイロン・ネルソンが1937年大会で大逆転して優勝したことを記念して13番ホールに建設された橋です。
12番でバーディ、13番でイーグルと最終日のバックナインは32を記録しています。
“サラゼンブリッジ“
マスターズを不動のトーナメントにするキッカケになった1935年大会のジーン・サラゼンのダブルイーグルを記念して15番ホールに建設された橋です。
“オナラリースタート(オナラリースターター)”
11番、12番、13番ホールのこと。バックナインに入ってマスターズのドラマチックなプレーが始まります。
ここで恐れることなくプレーしたものに栄光が舞い降りるのかもしれません。
11番パー4のセカンドショットは池がグリーンにめり込むように見えてますので、右に外す選手が多いです。
12番パー3では距離はないものの一流の選手が手前のレイズクリークに入れたり、グリーン前後のバンカーに入れる場面があります。13番パー5はマスターズでも最も印象的なホールです。
イーグルもあるがボギーもあるのです。その差3打。順位が入れ替わります。手前のクリークに入れてそこから打つ選手もいます。
そこまでは良かったのにアーメンコーナーで大叩きする場面をよく見かけます。予選では篩い(ふるい)に掛けられているようにも見えますし、最終日、優勝争いから脱落するのもここです
。
グリーンジャケットを着る資格が問われるのがアーメンコーナーといっていいでしょう。
ゴルフ記者のハーバート・ウォーレン・ウィンド(ヒューバート・ウォレン・ウインド)がジャズの名曲”Shouting in that Amen Corner”から付けています。
それと12番ホールのグリーンはアメリカ先住民族埋葬地の上にあることも何か因縁めいている気がします。
フロントナインでは無かった池が突然と牙をむき、分かっているけど入ってしまうのです。風も入り組んでいてマスターズに招待されるほどのトッププロが風のジャッジで迷っている姿は毎年恒例です。
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