キャディさんにおんぶに抱っこではなく
自分の推理力と判断力を総動員して
コース設計者と対話する。
そうすればゴルフはさらに楽しく、味わい深くなる。(中部銀次郎)
“1打の価値”
たとえば林につかまる。
そんなとき中部は安全なルートを選ぶ
それに対してハンディの多いゴルファーほどギャンブルに走る。
彼の言い分はこうだ。
「いいじゃないですかハンディがたくさんあるんだから、こういときに使わなきゃ」
中部の言い分はまったく異なる。
『1打を大切にするからこそ私はごめんなさいをします。結果は火を見るより明らかだ』
中部は1打を犠牲にすることによって確実にフェアウェイに戻る。
そのホールをボギーでまとめる。
『ここで無理して大叩きすることが一番やってはいけないこと。一日は長いんですから、まだまだチャンスは巡ってきます。だから1打の犠牲は決して辛いガマンとは感じないんです』
一方ハンディの多いゴルファーは無謀にグリーンを狙いキンコンカンやってしまう。
1打で済むはずの犠牲が2打3打に増えてしまう。
そうなると心が雑になる。
つぎなるトラブルではさらに無謀なギャンブルに賭け大叩きの底なし沼に陥る。
『1打の価値』
そこにかける思いの違い
密度の違い
気迫の違い
がスコアの違いとなって表れる。
だから中部は72を基準としてそれを下回ることはあっても大きくオーバーすることは決してない。
それに対してハンディの多いゴルファーは
時に80台を出すこともあるが、あっさり100の土俵を割ってしまう。
1打1打を大切にするということは、単に慎重に消極的にプレーしろという意味ではない。
もっとゴルフを楽しもうという提言でもある。
『私自身40台の前半が出始め、あと少しで30台が出そうだったころが一番楽しかったように記憶しています』
あと1ストローク、縮めるのにどんな練習をすればよいのか
どんな考え方でラウンドすればよいのか
ありとあらゆる工夫を凝らし
たった1ストロークを縮めに行く
その過程にこそゴルフの面白味は存在する。
“1打の価値”
も身にしみて理解できるのである。
中部銀次郎
(><)
ここに凝縮されていることば一つ一つが、ゴルフの上達に欠かせないことだと理解します。
ki銀次郎
0 件のコメント:
コメントを投稿