『次世代へ正しいゴルフマナー継承』
無意識に犯すマナー違反ほど罪深いものはない。
だからこそ意識してマナーとルールを覚える必要がある。
マナーの実行は、ゴルファーのコースへの感謝と愛情表現だ。
あとから来るほかのゴルファーへの友情である。
ぜったい怠るな!
ki銀次郎
『パー3ホールの進め方』
パー3ホールで全員のボールがグリーンに乗ると、プレーを中断して後続の組にティショットをさせる。
これは日本独特のパー3の進め方である。
後続の組に打たせておけば、グリーン上の組のパッティングする間に
後続の組がグリーンの近くへ、あるいはミスショットした人が次打地点へアプローチショットのクラブを持って移動できる、
それによって時間の短縮できると思われている。
“先にすませるのが本来”
パー3のホールで後続の組に打たせることが常識になり、礼儀であるかのように思われている。
後続の組に打たせないでパッティングに取りかかる場合、
「お先にすみません」
などの声を掛けて謝っているが、これはまったくの勘違い。
グリーンの優先使用権はグリーン上にいる組にある。
先にパッティングをするのが本来の順番。
グリーンを下りるときに手をあげるなどして
「お待たせ」
の挨拶を送ればよい。
先に打たせるかどうかの判断は、
後続の組のオナーがティアップするかどうかですべきではない。
後続の組との間が詰まってきたためなら、
なおさらさっさとこちらのプレーをすませ、進行すべきである。
(鈴木康之)
(注)
一時的優先使用権が及ぶエリアとは?
(1)
ティインググラウンド(台地状の区域)と、アドレスするプレーヤーの後方線上。
(2)
ホールの途中でのすべてのショットの周辺と前方、後方。
(3)
グリーンでのパッティングラインの前方、後方延長線上。
これらのエリアでは、姿そのものだけでなく、影も、話し声もおかしてはならない。
(注)
他の組と一時的優先使用権がかかわるケース。
前の組、隣のホールへの打ち込みは一時的優先使用権の侵害である。以下のような場合は、ホール全体が該当エリアとなる。
(1)
Par3のホールで前の組が一時中断、後ろの組に先に打たせる場合。
(2)
クロスする二つのホールでプレー。
(3)
2球でプレーする組の先行(ゴルフ規則第1章「コース上の先行権」)
(4)
OBやロストボールで元の場所に戻って打ち直す場合。
(5)
時間のかかるトラブルや遅延プレーの場合。
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