アメリカ ジョージア州 オーガスタ
創設 1934年
オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブ
7,445ヤード Par72
設計:ボビー・ジョーンズ アリスター・マッケンジー
1番 Par4(455ヤード)Tea
Olive(キンモクセイ)
最多ストローク8打(2007)ジープミルカシン他3名
20ヤード長くなったことで、右のバンカー越え300ヤード以上のティショットにプレッシャーがかかる。
右バンカーの左サイドが狙いどころ。
セカンドも7番8番アイアンでピンに対して厳しい攻め方が要求される。
2番 Par5(575ヤード)Pink
Dogwood(桃色ハナミズキ)
最多ストローク10打(2006)デビットデュバール他1名
オーガスタの中では、比較的バーディをとりやすいホール。
バンカーの左サイド狙い。
セカンドはアイアンかフェアウェイウッドのどちらにしても2オンできる距離に置くことが条件。
3番 Par4(350ヤード)Flowering
Peach(桃の花)
最多ストローク8打(1980)ダグラスBクラーク
ティショットを左サイドのバンカー右に置く。
脱出困難な左バンカーに絶対入れてはならない。
左手前に切られたピンは難しくなるが、セカンドショットの距離感とスピンコントロールが決め手となる。
4番 Par3(240ヤード)Flowering
Crab Apple(小粒の林檎の花)
最多ストローク7打(2000)ダグフォード他3名
35ヤード長くなったことで、3番4番アイアンまたは、4番5番ウッドとなる。
ピン位置は右奥、右手前、真ん中奥、左手前の何れかに切る。
ボールの勢いが弱くなったグリーン上の風の読みが重要。
5番 Par4(455ヤード)Magnolia(モクレン)
最多ストローク8打(1964)ジェリーバーバー他3名
ティショットでフェアウェイセンター290ヤード付近がベスト。
飛距離の出る選手が左の大きくて深いバンカーに入れると
セカンドショットが難しい。
ピンが奥に切られた場合、左奥のバンカーやその奥に落とすと寄り難い。
6番 Par3(180ヤード)Juniper(ビャクシン)
最多ストローク7打(1997)アーノルドパーマー他1名
オーガスタのPar3ホールは、ティインググラウンドとグリーン上では正反対の風が吹くことが多いので、風の読み方が難しい。
しかもグリーン右サイドの傾斜が強いので右奥の上にピンが切られた場合、正確な距離感が必要になる。
7番 Par4(450ヤード)Pampas(大草原)
最多ストローク8打(1981)リチャードボンタッキー他1名
両サイドから木や枝が張り出して狭く感じる。
フェードやドローでは狙えない上、枝にあたらないように真っ直ぐ狙った地点までボールを運ばなくてはならない。
ピンが手前に切られた場合は寄せるのが難しくなる。
8番 Par5(570ヤード)Yellow
Jasmine(イエロー・ジャスミン)
最多ストローク12打(1935)フランクウォルシュ
ティショットで320ヤードのバンカーを越えるキャリーが必要なことから左サイドに打っていくのがベスト。
飛ばない選手は最初から3オン狙いとなる。
9番 Par4(460ヤード)
Carolina
Cherry(カロライナ桜)
最多ストローク8打(2006)クレインオグデン他2名
ティインググラウンドが下がったことで左サイドの木がプレッシャーとなる、右の林に注意。
セカンドショット地点がつま先下がりで右に出やすい。
縦に長い3段グリーンのピン位置によって2クラブ違う。
10番 Par4(495ヤード)Camellia(椿)
最多ストローク9打(2009)ダニーリー
このホールを攻略するには精度の高いドローボールが必要となる。
着地点が前下がりでランが出るのでセカンドは6番7番アイアンでいけるが、右にいってしまった場合は恐ろしく長いセカンドが残り、
3番4番アイアンやウッドを打たざるを得ないので難しくなる。
11番 Par4(505ヤード)(White Dogwood(白ハナミズキ)
多ストローク9打(2006)チャールズハウエル他3名
ティインググラウンドが右後方に35ヤード下がり、ついに500ヤードを越えてしまった。
ティショットが距離の出ない選手には恐ろしいホールへと変貌する。
中央より左サイドにボールが止まりやすく、池越えのロングアイアンやウッドの精度が要求される。
12番 Par3(155ヤード)Golden
Bell(レンギョウ)
最多ストローク13打(1980)トムワイスコフ
この短いPar3には強風という魔物がひそみ、風速6m以上の風が吹いたら「世界一の難ホール」に変貌する。
右にいくにしたがって長くなるグリーン手前の池にいれることやグリーンオーバーする確率が高い。
13番 Par5(510ヤード)Azalea(ツツジ)
最多ストローク13打(1978)中嶋常幸
傾斜のあるフェアウェイを利用してドローで攻める。
プレッシャーとなる左のクリークに入れるとドロップしても右にレイアップするしかない。
ピンが真ん中奥や左サイドにあるとクリークの右サイドからアプローチで寄せる。
14番 Par4(440ヤード)Chinese
Fir(もみ)
最多ストローク8打(1993)ニックプライス
ティショットは風向きでドライバーもあればアイアンもある。
飛距離の出る選手は3番ウッドでドローボールを打って、セカンドはミドルアイアンで打つ。
グリーンの左傾斜から転がして右サイドに寄せていくショットで攻める。
14H 440Y Par4
「唯一バンカーのないホール」
本来のアーメンコーナーと、バーディラッシュが期待できるパー5の15番の間でやや存在感の薄いホールだが、
最近のスコアを見ると、タイガーやミケルソンが3.9を切っているのに対し、遼とマクロイは4.0を超えており、
ここを平均パー以下でしのげるかどうかは、隠れた見所になりそうだ。(タケ小山)
15番 Par5(530ヤード)Firethorn(トキワサンザシ)
最多ストローク11打(1987)尾崎将司他2名
ティインググラウンドが30ヤード後ろに下がって、セカンドを2番手大きいクラブで打つことになる。
そうなると手前の池のプレッシャーに加えて、グリーンオーバーの危険性も高くなり制度の高いロングショットが要。
15H 530Y Par5
「絶対バーディが欲しいPar5」
上位選手は高確率でバーディ以上を取ってくるため、ここでスコアを伸ばせないと、終盤に競り負けることになりかねない勝負どころでもある。
ミケルソンが13番を得意とするのに対し、この15番はタイガーも得意にする。2009年は4日間すべてバーディ、2010年は2イーグル2バーディを奪っている。(タケ小山)
16番 Par3(170ヤード)Redbud(アメリカハナズオウ)
最多ストローク11打(1950)ハーマンバロン
大勢のパトロンが見守る中
「さあ、寄せてみろ!」と言わんばかりの舞台である。
フィニッシュに向かってドラマとなる劇的なミラクルショットが期待されるホール。
グリーン右奥から左への強い傾斜が見もの。
17番 Par4(440ヤード)Nandina(南天)
最多ストローク7打(2004)丸山茂樹他16名
25ヤード距離がのびたことでティショットを飛ばす選手もアップヒルに落ちるようになり、これまで影響のなかった名物アイゼンハワーツリーが多くの選手にプレッシャーを与える。
バンカー越えの右手前のピンではかなり難易度が高い。
18番 Par4(465ヤード)Holly(西洋ヒイラギ)
最多ストローク8打(2010)カミーロビジェガス他5名
右ドッグレッグに見えるバンカーに向かってドライバーショット。
左からの風はバーディチャンスだが、右からの向かい風は難しい。
グリーン奥にピンが切られていると、大きな番手のアイアンで乗せて止める技術が必要。
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