2014年12月11日木曜日

“本番に強くなるゴルフ”(倉本昌弘)

~ミスを呼ぶ心があなたの邪魔をしている~




練習場では上手くうてるのに、コースに出ると球が曲がる。
大事な場面ほど大きなミスが出てしまう。



本当は練習場でできていることが
そのままコースでもできればいいわけです。



けれども、残念ながら人間は、そこに何かの制限をされます。



「真っすぐ打たなくてはいけない」
「右の池、左のOBを避けなくてはいけない」



そいう制限をされた瞬間に「心」が出てきて邪魔をするのです。
「心」というのは、
OBやバンカーが嫌だとか、曲がるんじゃないかという恐怖心。
ピンに寄せたい、カップに入れたいという欲心。
やったこともないショットを成功させてやろういう野心。
などの、ざわつく「心」のことです。



この「心」が出てきた瞬間に、体というのは上手く動かなくなります。
これは、床の上に描かれている30センチ幅の線の上を歩ける人が、
10メートルの高さになると歩けなくなるのと同じです。



10メートルという制限をつけられた瞬間、
恐怖という「心」が出てきて、
歩けるはずの30センチの幅が歩けなくなる。



だから10メートルの高さを歩けるようになるためには、普段から10メートル、いいえ、最初は1メートルでも2メートルでもいいから、制限をつけて歩くという練習をしておく必要があるのです。



ゴルフの場合で言うと、練習場では同じ番手を使い、同じ場所から、同じ所を狙って何発も打てます。
すると「心」はどんどん消えていく。



これは何の制限をしないで(高さをつけないで)歩いているのと同じです。
それでは10メートルの高さは歩けるようになりません。



つまり、コースでいつもおりのプレーをするためには、普段から何かしらの制限をつけて練習することが大切なのです。



ではどんな練習をすればよいでしょう?
3球打ったら番手を変える。
3球ごとに狙いを変える。



同じ番手で、同じ所を狙っていれば、そのうち球は真っすぐ飛ぶかもしれません。
しかし、そんな練習をしても、本番でピンをねらった瞬間に「心」が出てきて、あなたを邪魔します。



だから練習場でも、番手を変え、狙い所を変える。
そういう制限をつけることで、コースでも「心」が表に出にくくなるのです。
倉本昌弘


(><)
私たちアベレージゴルファーのゴルフの練習で一番重要なことは、ここに書かれたことに尽きるといっても過言ではないでしょうか?



これを知っているのと知らないのでは、5年分の練習量をムダにするかしないかくらい大切なことだと思います。



スウィングのあれこれを考えるまえに、まずはここに書かれていることの実践が、上達するには大きなウェイトをしめている練習方法だと思います。



向きを変えれば、いつもと同じアドレスがとれない。
ボールを置く位置も、マットの各所に1球1球変えるだけで「制限」されることが増え、同じアドレス、自分の正しいアドレスが作れないものです。
「制限」を与えた練習が重要なのでしょうね。
ki銀次郎




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