「ゴルフに悩むゴルファーのほとんどが、どこかで仕入れた数多くのマニュアルで雁字搦めになっていることが多い。それはいつしか動きを束縛してしまい、ゴルフ脳を腐らせてしまう」
森守洋
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上記の文章に共感したのでブログに掲載しました。
私は少年野球を教えていて感じたことは、歩き方、走り方、投げ方、バッティングフォームは10人いれば全員違う。
それを指導(レッスン)しているつもりになって、“基本”という言葉を使い、同じ投げ方、同じ打ち方を教えようとしている指導者がほとんどです。
ゴルフのレッスン書や現在おこなわれているゴルフレッスンがそれと同様に思えます。
「仕入れた数多くのマニュアルで雁字搦め」
自分のスタイルを矯正することでパフォーマンスは落ちる、ミスを招く、というのがアマチュアゴルファーにありがちではないだろうか?
自分が“振りたいように振る!”これを基本に考えることが重要だと私は思っています。だから素振りが大事なのです。
私はスウィングにおけるレッスンは、あまり参考にしませんが、今回の森守洋レッスンプロの記事は、スウィングのあれこれではないので掲載します。
また、師匠が陳清波プロというとこが納得させられます。
陳清波プロの熟練された理論を、若い森守洋プロがどのようにアレンジしているか興味があります。
ki銀次郎
◆ティーアップはできるだけ低めがいい
パー3のティを高くセットアップしてアイアンショットを打つアマチュアを多く見る。
もちろんいいショットを打つシーンにもお目にかかるが、正直あまりオススメはできない。
高いティのボールを打てているということは、アッパーブロー軌道になっている。
アイアンはダウンブローに打つクラブ、しっかりと芯で打ちぬいていくためには低めがいい。
アイアンにおいてのティーアップはあくまでも良質なライの確保だと認識したい。
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“できるだけ低く”なんですが、中部銀次郎さんの言葉を付け加えるならば、「ボールが芝の影響を受けない高さ」ということを付け加えたい。
ki銀次郎
◆ボール合わせて構える意識が強すぎる!
「アドレスで大切なのは、ボールありきで身体のポジションを作りあげていかないことです。
あくまでも自分本位、素振りの際にはスウィングが綺麗だけれど、ボールを打った瞬間に別のスウィングになってしまうアマチュアゴルファーが多い。それはボール本位(中心)な構えが生む現象。
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こういう人をよく練習場で見かけます。また、アイアンは強い球を打っているのに、ドライバーはアイアンほど強く振れない人。インパクトで終わってしまう人を見かけます。
こういう人ほど“素振り”をたくさんすればいいのにと思います。
ki銀次郎
◆中途半端な距離感はプラス思考で生み出していく
アイアンのビトウィーン(中途半端な距離)はどうやってクリアするか。
「例えばフルショット150ヤードの7番アイアンで140ヤードを打つ場合、振り幅をアジャストしていった結果、一番やってはいけないインパクトの“緩み”に繋がりがちです。
私が推奨するのは50ヤード、100ヤードと短い距離からイメージ出しをしていく考え方。
距離をプラス思考でイメージすることでスウィングに緩みを生みません。
ボールを投げる際、強弱は緩みで調節しませんよね。
フォームの大きさとともに手首のスナップの強弱で強さを調節するが、そこにスナップの緩みは存在しない。
ショットによる距離感の強弱の打ち分けも、絶対にやってはいけないのはインパクトの緩みだ。
◆身体は覚えていない。練習成果とは、脳が覚えているんだ!
トッププロたちはどう身体を動かすかではなく、どういうショットでどういう攻め方をするか、9割はイメージからショットプランを行なっています。
ではどういう練習をすべきだろうか。
40年のゴルフ歴を誇るという脳神経外科の大井静雄教授に引き続き聞いてみた。
「私は技術論は語れませんよ、ただ一つ言えることは、練習で上達するということを、多くの人は“身体がスウィングを覚えている”という風に勘違いしています。
正解は“脳がいいスウィングの動き”を記憶しているのです。反復して正しい動きを行なうことで、海馬にいいイメージとして覚えさせることが練習成果となるのです。
例えば宮里藍プロの30秒かけてゆっくりスウィングする動きは理にかなっています。
太極拳のようにゆっくりした動作は、脳が学習しやすくイメージを焼き付けやすいからです」(大井教授)
ゆっくり動作をする。
ショットの臨む前にゆっくりとスウィングするルーティンを持つ選手は、いい動きの確認動作を意識的に行っているのである。
「練習器具を使ってスウィングを矯正すると違和感を感じます。その違和感を解消していく作業は、海馬に残る過去のイメージの上書きを行なっている作業を意味します。
視野や感覚からいい動きを反復して体感することで、“ゴルフ脳の活性化”させることがいいスウィングを作りあげる、いわゆる上達に直結しているのです」(大井静雄教授)
◆ゴルフ脳の仕組み
視覚野、感覚野という感覚系から海馬の記憶を引き出して、命令系の前頭連合野、運動系の運動野への神経回路を伝えていくことでスウィングが成り立っている。
いかに海馬へいいイメージのスウィングデータを蓄積するかが勝負だ。
森守洋(もりもりひろ)
1977年2月27日生まれ。静岡県出身。大学時代にアメリカでゴルフを学び、帰国後、陳清波プロに師事し、メソッドを受け継ぐ。原江里菜などのツアープロコーチとしても活躍中。
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