自由が丘で会社を経営する1つ後輩の紹介で金曜日の夜、自由が丘でこんな出会いがありました。
長崎県佐世保出身の諸岡ケンジという歌手をご存じですか?
7月の女神(資生堂シーブリーズCM起用曲)、機動戦士Vガンダムの主題歌、夢の隣に(黄桜廃CM起用曲)などを手掛け、自らもヴォーカルユニット「RD」を結成するなど、積極的に音楽活動をしているシンガーソングライターである。
米軍基地のある佐世保に生まれ、少年時代には実家に間借りしていた5人の「NAVY」たちが“兄貴代り”だったという。
FENを聴き、ロックが自然に存在する環境に育ったらしい。
高校、大学(久留米大学)と体育会の硬式野球部に所属してた。
大学時代は肘が上がらなくなるほど腕を酷使し、左足大腿筋断裂により1年間の松葉杖生活を強いられたそうだ。
体育会の運動部の厳しさは私も経験しているが、先輩や同僚からの風当たりもそうとう厳しかったのではないだろうか。
よく断念せず体育会大学の野球部を全うしたものだと感心した。
そんな人間性を見抜いた野球部監督は、最優先に就職を決めてやると言ってくれたそうだが、諸岡ケンジはギターひとつもって東京新宿のショーパブへ飛び込んだそうです。
私はどんな楽器でも演奏できる人がうらやましくて仕方がない。
体育会の運動部にいたら1日の生活の中で楽器を練習する体力も気力も湧いてこないだろうと想像する。
諸岡ケンジはそれを克服し、そしてギター1本と裸一貫で東京へ出てきてプロになるなんて、私には発想も創造もつかない生き方です。
諸岡ケンジは、5年前に腎臓がんを手術している54歳。
「生死をさまよい命拾いした。せっかく拾った命なので一度は結婚しておこう」と思い退院後、結婚に踏み切った。
現在2歳になる女の子がいるという。
酒を呑みながら隣の席でそんな話をきいた直後に、諸岡ケンジが歌を披露してくれた。
歌っているときの顔はまさに「プロ」の顔つきだった。
そして苦労をはねのけバネにして生きてきた男がつくる笑顔と歌声を聴いていたら、私は涙があふれて止まらなかった。
今日はじめて諸岡ケンジというシンガーソングライターを知ったのだが、人間はみんなそれぞれに問題に直面し、それを解決し強くなって強くなって生き続けているんですね。
毎週金曜日、FM世田谷、22:00
「諸岡ケンジの今夜もイイジャナイト」
のパーソナリティをやっているそうです。
みなさん応援よろしくお願いいたします。いい男です!
⛳ki銀次郎
0 件のコメント:
コメントを投稿