2014年7月17日木曜日

岡本綾子(書斎のゴルフ)



“天道のゴルフ”


― 弟子たちへの教え ―


岡本綾子さんが試合に出場しなくなって、いつの日からか、若いプロたちを指導するようになった。



綾子さん本人は
『大したことは何も教えていない』と言うが、教わったプロたちは軒並み大活躍!

ここのところ成績が低迷している服部真夕へのアドバイス
『いつまでも同じミスを繰り返すというのは、工夫がない証拠。例えば今の若い子は誰もがサンドウェッジでボールを上げたがる。それも服部のように上手くできないのにやろうとそればかり。それも力加減を変えて寄せようなんて、本当に難しいこと』



練習も研究があってこそ、上達できるということなのだ。
さらに、綾子さんは呟く
『サンドウェッジで上げるアプローチが上手くいかないのなら、
なぜ、転がしをやらないのかと思う。転がしの方がよっぽど寄る確立は高いのに』



『もちろん8番や9番アイアンで転がしてた。転がせばチップインも多くなるでしょう。青木(功)さんが5番アイアンで転がしているのを見て、すぐにやってみたもん。カット気味に打つ転がしで、球を止めるのよ。そんなふうに、いつでも面白いな、いいなと思うことはすぐにやってみた。試合中でも試したわよ』




自分で工夫しながらよい方法を身につける。
それ以外に上達の道はない。
プロもアマチュアもそれは同じだろう。

綾子さんの教えは、種を蒔くだけ。

(注)文章はすべて引用

(><;)
アマチュアゴルファー(特に90を切れない人)に多く見うけられるのがグリーン周りからのアプローチといえば必ずサンドウェッジを握る人。


そして上手く打てても必ずショート!失敗はもちろんチャックリやダフリ。
私はいつも疑問に思う。
なぜ7番とか8番アイアンで転がさないのだろうかと思う。



確率論でいっても明らかに転がしのほうが簡単なのは明確なはず。
パターで転がすラインに乗せてカップをオーバーするように打てさえすればチップインもあり得る。



転がしを練習でやらないから、コースでやろうとしない。
練習がすべてなのだ。



先日、レフティの友人とお茶をしながらゴルフ談義をした。
アプローチの練習をしていて、新たな発見があったという。
しかもそれは新しい発見を探っていて出くわしたわけではないという。



私は新しい発見に出くわす場所が練習場だと断言します。
やろうと思って発見できるのではなく、ごくごく自然に練習をする流れの中で勝手に体が動くのです。



ルーティンの間だったり、ひとつ加える仕草だったり、
アプローチのときのヘッドの抜き方だったり、
スウィングでのインパクトの踏ん張りだったり。



その新たな小さな発見を今までのルーティンやスウィングに組み込んで積み重ねることが、上達への初めの1歩だとおもうのです。
もちろん練習をしなければ遭遇はしません。



しかしこういうことへの遭遇は、同じ練習を繰り返していたのでは出会うことができません。
違うことを試みることが大事です。



5番アイアンで100ヤード、50ヤード打つとか、ボールを置く場所をマットの端っこにするとか、高いティに置いた球をピッチングウェッジでクリーンヒットしてみるとか、何か違ったことをするのはすごく大事だと思います。



少なくとも上達を目的としているのであれば、
そういう新たな発見に遭遇するために練習をするのだから、ときどきとか、週に1回とかの練習よりは、できる限り練習場へ行く回数(球数ではなく)を増やすべきだと思います。



新たな発見や気づきがあった日は「練習場へ来ようか休もうか迷ったけれど、あ~やっぱり今日は尻にムチ打って練習場へ来てよかったな~」そういう気持ちが勝ります。
やっぱ練習でしょ!
ki銀次郎


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