2014年7月14日月曜日

“最高の人生の見つけ方(Freddie & Me)

オーガスタ伝説のキャディマスター
フレディがぼくに教えてくれたこと。

これはゴルフ小説ではない。
一歩前に踏み出す力を与えてくれる書。

この物語はオーガスタ伝説のキャディマスター

“フレディ”から少年がゴルフを教わる話である。



“パットができなきゃ、ゴルフはできない”


『パターをイエス様だと思えばいい。身を委ね、心を預ければ、きっとすべての罪を赦してくれる、とな。スコアカードに写真は載らない。ドライバーショットを飛ばそうと、アプローチを刻もうと、
2パットを打とうと、ティショットを引っかけようと、たたき出そうと、4打は4打でしかない。のっぺら棒(パター)は、徹底した平等主義者だ。つまり打つ人間がどんなに大きかろうと、どんなに力があろうと、なびいたりしない。だが信義を尽くせば報いてくれる』



フレディが僕のパター、ウィルソン8813のほうを指さす。
マイク・ヘブロンという凄腕インストラクターからの“贈り物”だと心から信じていたわけではないが、・・・・・



僕はバッグからそのニッケルブレードを取り出して握る。
両方の親指をまっすぐにし、ほかの指の力を抜いて。



『おそらくきみは、ゴルフ界でいちばんの飛ばし屋にも、いちばんのアプローチ名人にもなれないだろうが、いちばんのパター打ちになれない理由はない。絶対にない』




それから30年経った今も、そのパターは僕のバッグの中にある。

  

“4フィートのパット”


50を切ればフット・ジョイはきみのものになる。
でも切らないうちは靴はなしだ。
50を切ればそれが本気でゴルフをやるというあかしになる。



本気すぎて、ぼくの手は震え始める。
4フィートが40フィートに見える。
カップは指輪に、ボールはビー玉になってしまう。
またしてもフレディの声が耳に響く。



『パットは感覚がすべてだよ、大将。感じて自分の勘に従う。人生と同じさ。自分の信念に従って心を決めやってみる。目を使わずに、耳を使え。自分が正しかったのか、まちがっていたのかをボールに語らせろ』



ぼくはブルズ・アイ(訳注:航空軍事用語の命中点。牛の目を射抜く。アクシネット=キャッシュインと呼ばれるパター)のパターを後ろに引いて答えを待つ。



『おれの言いたいことがわかるかな?ゴルフってのは、要するにカップにボールを入れるゲームだ。それが肝になる、ドライバーでは入れられない、アイアンでも入れられない。願っても、祈っても、拝んでも無理だ。



ゴルフバッグの中でいちばん大事なクラブは、あののっぺら棒なんだよ。ただのゴルファーじゃなくて、プレーヤーになりたいなら、あのかわいいお嬢さんの扱いかたを、命がけで覚えることだ』


(><)
こういう本を読んでいて“ウィルソン8813”このような番号のパターが出てくると、どんなパターなのかな?なんて興味を引かれる。



8813はすでに購入しているが、こういう情報が出てくるので本はやめられない。
ki銀次郎

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