アメリカPGAツアーのゴルフネットワークのTV中継を見ていると、選手の打つパットの予想ラインが画面上に表示される。
何年も前に最初にあのライン算出・描画ソフトをテレビ局に売り込んだのがエイムポイント社らしいです。
そのAimpoint社が一般ゴルファー用に販売してきたのがAimchart(円形の計算尺)で、その製品の使い方やAimpoint理論によるラインの読み方(狙い幅)などを全米各地で講習会を開いているようだ。
Aimchartは、その器具を持ち歩かなければならないとか、傾斜度や距離などの必要な元データを数値で入力する必要がある、などの煩わしさがあり、特に若年層には抵抗があって普及しなかった。
そこで器具やチャートなどは一切使わずに、傾斜度なども数値で捉える必要がない方法として考案されたのが、
Aimpoint Express Read(APEXR)です。
Aimpoint社は有料の講習会に参加した人だけに教えることで商売している。
APEXRの詳細は公開されていませんが、アメリカのゴルフ記事などで紹介されているのは、
グリーンの傾斜ゼロから最大までの間を7段階に分けて、各傾斜段階に対して1~7までの番号をつける。
狙い幅は、球の位置に立ってカップに向かって腕を伸ばして指を上に向け、傾斜の番号(1なら指1本、2なら指2本)の本数の指の幅だけカップから離れた地点が狙いのターゲットポイントになるというものです。
開発者はマーク・スウィニーで、アダム・スコットやステーシー・ルイスにはマンツーマン指導したといわれています。
日本でも、Aimpoint社と偶然同じころに、ほとんど同じ原理・理論に基づく「狙い方」の技術が考案され、公開されています。
Aimpoint社の「狙い方」技術は、単純な一枚板のようなグリーンにおけるパットラインの算出に限られますが、
日本の「狙い方」技術は、段差グリーンもマルチスネークライン、あるいはポテトチップスグリーンなど全ての状況について、方向の狙い(狙い幅)と、距離感の狙いの両方を同時に暗算で算出することができる集大成技術になっているそうです。
日本の技術に興味のある方は、
『パット・エイミング教本』やウェブサイト『パットのお悩み解決広場』を購読されるとよいかもしれません。
※記事はすべて週刊ゴルフダイジェストより
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