ゴルフの技術と練習
ゴルファーは技術向上にかけて
並々ならぬエネルギーを費やす。
それはゴルフ発祥の時代から変わらない。
ゴルフ上達における歴代の金言は
技術書以上に核心を突く。
“ドライブにはクローズド、ロング・アイアンにはスクエア、ショート・アイアンにはオープン”
トミー・アーマー
シルバー・フォックスの名で親しまれた一代の名教師トミー・アーマーの語録であるが、これはいうまでもなくゴルフの基本的な三つのスタンスの特色を簡潔に教えたものである。
多くの初心者は、スタンスのとりかたによって生じる打球の変化の原理を知らないためにミス・ヒットをくり返しているが、
ひとたび原理を会得すれば、これを利用して逆に強力な武器となる
というのがアーマーの意図である。
まずドライブにはクローズド・スタンスであるとは、飛球線に対して右足を左足よりもわずかにうしろへ引いて立つことで体勢が目標の右を指向するので、インパクトでクラブヘッドがイン・トゥ・アウト(内から外へ)に出て、ボールにドローがかかり距離が増大する利点があるからだ。
次にロング・アイアンにはスクエア・スタンスとは、飛球線に両足を平行にして立つことでいわば最も自然な構えとなるため、クラブを正しい軌道でフル・スウィングするのに適し、最も正確性を必要とするロング・アイアンに効果があるからだ。
ショート・アイアンにオープン・スタンスとは、飛球線に対して左足を右足よりわずかにうしろへ引いて立次つことで右肩も前に出て、いわば目標に向かって半身の構えとなるので、ボールが打ち易いかわりに体の回転が十分に行われないため、インパクトでクラブ・ヘッドがアウト・トゥ・イン(外から内へ)に入ってカット・ショットとなり、スライスが出るとともに距離が減殺される。
このため主としてボールを高くあげるショート・ピッチや、
バンカー・ショット、あるいは意図的にスライスを出す場合に有利だからである。
だが、アーマーは誰にも絶対にこうせよとはいっていない。
あくまでこれはスタンスと飛球との基本的な関係を教えるのが目的と考えて、あとは自分の体質や、そのほかの条件を参考として、
この基本型の効用をはかるべきであろう。
トミー・アーマー
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