――コース設計の心得――
私は日本の美しい自然の中でのゴルフ場設計の仕事に誇りを持っている。
この一生涯の仕事が安易な妥協で無になってしまう。
「井上のコースはこの程度か・・・・・。」と言われる。
そう評価されない為にも自分自身で常に納得のゆく仕事を厳選してきた。
井上誠一
第一章
“ホールに応じて自在に”
地形、その他条件に合わせ前述のごときコンセプトに基づいて造るが、これをくずしても、その場所に適応するホールをいかに造るかの判断は設計者のセンスによる。
18ホールのコースには易しいところもあれば、難しいところもある。
たまたま、あるホールでスコアを乱したからといってくさることはない。
次には必ず易しいホールが待っており、同時にリカバリーというチャンスも生まれる。
自分の腕前をよく知ってコースを攻めることだ。
常に最高のスコアを望むのはゴルファーなら誰しも同じであるが、技術がともなわない場合、ただ、むやみに突進するだけではスコアはまとまらない。
それが易しいホールであろうが難しいホールであろうが関係ないといったのではよい結果は得られない。
易しいホールの次には難しいホールがくるということが多いのだから、気分の引き締めも忘れてはならない。
攻めるホールと守るホールが自ずとあるわけだから、それを見極めた上で18ホールに挑戦することである。
井上誠一
(><)
難しいホールの次は、易しいホールが待っている。
易しいホールの次には難しいホールが待っている。
こんなことを頭の隅っこに置いておくだけで、心のセーフティバルブになるのではないだろうか?
難しいホールとわかっていれば、慎重に刻んでいってボギーで良し!
と初めから目標を決めておけば、ボギーをとれたら本来のパーをとったときの気持ちになり、もしパーがとれたらバーディをとったと思えばいい。
こんな謙虚さがスコアを作ってくれると思います。
ki銀次郎
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