プロも唸った
伝説のアマチュアが
やさしく寄せる
アプローチの極意を伝授
“中部の大失敗”
中部銀次郎は説く
「ゴルフは確率のゲームです、私は70%以上の確立がない限り決して無理なショットは選択しません―――」
そんな中部が自らの言葉を裏切り大失敗した例がある。
昭和59年(1984年)日本アマチュア選手権、とあるパー4で
中部の第2打は、グリーンをオーバーしバンカーも通過、奥の斜面に達した。
そこからのアプローチ、左足下がりバンカー越え、中部の選択は・・・。
3番アイアンでバンカーの土手にワンクッションさせてグリーンオンを狙いました。
結果は・・・土手にぶつかったボールはドーンと舞い上がり、
ボソッとバンカーに落ちて目玉になってしまいました。
この瞬間パーの可能性はほぼ潰え、ボギーも風前の灯、
ダボが足音を立てて近づき、トリの気配さえ漂い始めたのである。
苦笑いまじりに中部は振り返る。
『ふだん確率のゴルフを提唱しながらこの体たらく、3番アイアンのアプローチがうまくいく可能性など10パーセントもなかったのに・・・・・』
久しぶりの試合で入れ込みすぎていたのが、失敗の元だと中部は分析する。
そしてもし同じ状況に戻れるのなら、逆らわずボールを横に出すという、それでもまだ寄せワンボギーは十分ありますし、
チイプインパーの可能性もゼロじゃありませんから。
問われるのは確率を読み取る洞察力!
70パーセントを切ると思えば、果断に安全策に切り換える決断力!
―――とはいえ、あの中部にして時に冷静さを欠き、やらずもがなの大たたきをしてしまうのが、ゴルフというゲームの魔性であるのかもしれない。
中部銀次郎
(><)
私は中部銀次郎さんに教わった「確率のゴルフ」を実行しています。
例えばミドルホールのティショットをアイアンで打つとか、
ボールの落下地点が見えない飛距離のクラブは選択しません。
「見えないところに球を打つな!」
「見えないところに球を打つな!」
中部銀次郎さんのこれが教えです。
ゴルフはミスショットが当たり前なのですが、予定をしているミスと予定外のミスは別物です。
ゴルフの場合はミスがミスをよびミスが連鎖する。その連鎖は次のホールだけではありません。
次のコースへ、はたまた3回目以後のコースへも連鎖します。
例えば300ヤード前後のミドルホールが、ストレートでグリーンとピンフラッグが見える場合はドライバーでワンオンを狙いますが、ドッグレッグしていてグリーンが見えない場合は、ワンオンの可能性があってもティショットではアイアンを使います。
仮にそのアイアンショットでミスしても・・・・・
要するに賭けに出るのはゴルフにおいて大敵なのです。
たった1回スーパーショットに恵まれ成功していまうと、いつかどこかの同じようなコースに出会ったときに、また同じ賭けをする自分を作ってしまうからです。
ゴルフは心に波風を立てずおとなしく、されど必死にパーを狙う確率のゴルフがアマチュアには必須だと思っております。
人生も同じ!甘い誘惑にはかならず嫌なおつりがついてくるものです。
ki銀次郎
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