2014年10月15日水曜日

井上誠一のコース設計論と攻略ルート

         ――コース設計の心得――

私は日本の美しい自然の中でのゴルフ場設計の仕事に誇りを持っている。
この一生涯の仕事が安易な妥協で無になってしまう。


「井上のコースはこの程度か・・・・・。」と言われる。
そう評価されない為にも自分自身で常に納得のゆく仕事を厳選してきた。

井上誠一




第一章
“コース全体のパーバランスが重要”


2番ホールは1番ホールより難しいものを配置し、34番あたりにパー3ホールを持ってくる。



最初のパー3はアイアンで打てるようにする。
これは12番とウッドで打ってきて、調子が悪いときにアイアンで打てるパー3ホールが待たれるわけで、この時に出てくるパー3がまたウッドで打たなければならないような長いものであってはいけないのである。



そして、その後に出てくるパー3は、距離に変化を持たせると同時に、各ホールの方位にも気を配る必要がある。



四つのパー3は、それぞれのホールで方向を変えることにより、風の影響がちがい、ショットの種類に変化をも要求するようなたてまえをとる。



スコアカードを見てその距離だけでコースの難しさを判断することができないのは、この風があるためだ。



距離が同じ程度で風の向きも同じでは使うクラブにしても変化に乏しく、面白味に欠ける。
およそ20万坪の土地に18ホールを配置する時に風の向きを抜いて考えることができないわけだ。
井上誠一


(><)
ゴルフを更にゴルフとして味わうには、ここに書かれているようなことを知っていないと味わえないのではないでしょうか?



ゴルフは技術や心構え、エチケットやマナー、そしてフィールドにおいて、とても奥深い味わいがあるスポーツです。



自分の腕前は別として、もっともっとゴルフを知りたくなってしまいます。
ki銀次郎

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