2014年10月15日水曜日

ピーターたちのゴルフマナー (鈴木康之)

サー・マイケル・ボナラック
ゴルフ本来の姿を楽しむためには、マナーと礼儀をわきまえることが大切。


夏坂健
ゴルフは自分の性格が最悪の形で露呈されるゲームだけに、
まず求められるのが礼儀作法の数々。



気づかないうちに困ったプレーヤーになっていませんか?

これがゴルフマナーの世界基準です。




“冬はウォームアップを、夏はクールダウンを”


ラウンド前のウォームアップのだいじは冬に限ったことではないが、
冬はとりわけ入念にすべきである。



暖房の効いたハウスの中にこもりがちだが、急に寒い空気の中へ出るだけでも体にとって無理があるのに、委縮した体でスタートしていくのは、たいへん危険な行為である。



ウォーミングアップは、呼吸器官系を冷たい空気にならす深呼吸。
鼻からゆっくり吸い(すると空気は温められて肺に入る)、口から吐くのが要領。



次に、十分な屈伸運動。
血行を良くし、体を温め、筋肉と関節を柔軟にする。
そして、練習場で全身スウィング運動と下向きのパッティング運動。



近年のスポーツ生理学は、運動後のクールダウンの重要性を強調する。
にもかかわらずアマチュアスポーツ、とくにゴルフではこれをほとんど怠っている。



クールダウンの運動メニューは専門書にまかせたいが、夏のゴルファーは少なくとも手近にできるシャワーによるクールダウンぐらいは心掛けよう。



日差しを受けて熱した体、特に頭、顔、肩、腕を低温の湯で徐々に冷ますとよい。
これをしないと、ビールなどの冷たい飲料を直接内臓に、大量に放り込むことになる。



冬は外気で冷え切った全身を入浴で温め、収縮した全身の筋肉を弛緩させるとよい。
するとしないとでは、凝りや筋肉疲労にはっきり差がでる。



“春さきのぬかるみは避けて通れ”
冬から春にかけてのフェアウェイは、雪解け、霜解け、春の長雨などで長期的ぬかるみとなる。
このぬかるみは避けて歩くべきである。



靴が汚れるだけではない。
もっとだいじな理由がある。



この時期の土中には、眠りから覚めたばかりの新しく弱々しい芝の芽や根がある。
踏みつけ、こねることで生育を妨げ、死なせてしまう。



ぬかるみはルール上、カジュアルウォーターである。
ボールは置き直してプレーすることができる。
鈴木康之




(><)
ここまでの思いやりある知識を本にしている鈴木康之さんには脱帽である。
私はスポーツ経験者なので、ウォーミングアップとクールダウンは実行していたが、“春のぬかるみ”に命があることを忘れていました。



どうでもいいようなこと、みんな知っていてそうで知らないことをここまで細かく丁寧に書かれている本を読んでしまった以上、無駄にはできませんね。
ki銀次郎

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