書斎のゴルフ(VOL.24)
“OKラインを設定すれば目標は達成できる!”
横峯さくらを復活させた
OKライン
メンタルトレーニング
森川陽太郎
一流のスポーツマンやビジネスマンにはストイックな人が多いのですが、こういう人は自分にOKをあげられないことで、自信が持てなかったり、ストレスを感じています。
OKラインが高いので、それを達成できないと、
「ダメだ、ダメだ」
と自己否定感を持ってしまうわけです。
しかし、OKラインを下げて、小さなことでも達成できたことを積み重ねていけば、自信が持てますし、やがては高い目標まで達成できます。
日本では緊張や不安を抱くことは良くないことだという価値観があります。
なので、緊張しているのに、無理矢理「緊張していない」と言い聞かせたりします。
しかし、人間であれば、緊張するときには自然に緊張が起きるわけで、緊張から逃れることはできません。
であれば、緊張している自分としっかり向き合うことが重要になります。
緊張すると失敗するように思えますが、よくよく考えてみると、
緊張しているのに上手くできたこともあるはずです。
そのできたことに目を向けていくことが大切なんです。
実際には緊張から逃れる方法はありません。
緊張は優勝がかかったような大事な場面であれば必ず起こるものなので、面と向かって取り組んでいかなければなりません。
横峯には自分が気づかないような小さな緊張まで気づく作業をしてもらいました。
そうすると、スタートホールのティショットで緊張したな、
1mパットに緊張したな、ラフからのアプローチで緊張したなとか、これまでならやり過ごしていた場面でも緊張していたことがわかるようになります。
こうしたことを紙に書き出してもらったのですが、
その多くでプレーしていました。
つまり、緊張しても結構上手くできているわけで、緊張が決して悪いものではないことがわかってきます。
緊張が自己否定感につながらず、緊張と自己肯定感がセットになってくるんです。
つまりはそれが自信となり、パフォーマンスを上げることにつながります。
アマチュアゴルファーの場面でも、例えばドライバーのティショットを曲げたくないと感じたときに、何回曲げなかったかを知ることが大切です。
いつも失敗しているように思えても、10回振ってみたら、
意外と半分の5回は曲げなかったといったことも多いと思います。
となれば、OKラインを「半分成功でよし」にすればいいのです。
それを100%成功したいと思うから、たった1回のミスで自分はダメだと感じてしまうわけです。
OKラインを100%にしているから自己否定感がいっぱいになってしまう。
ですから、自分の実力を正しく知ることが大事で、その現実にOKラインを設定していくのです。
1回の失敗が大きなミスと思う必要はないし、上手く打てた半分に自信を持つことができます。
森川陽太郎
(><)
自分の実力を謙虚に受けとめ、自己分析し、結果を把握して練習に励むことが大切だということでしょう。
短文で誤解を招いては作者に申し訳ないので、
詳しくは「書斎のゴルフ」を購入なさって熟読してみてください。
今号はレッスン書に書かれていない内容が盛りだくさんです。
ki銀次郎
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