プロも憧れた伝説のアマチュアゴルファーは、
こうして強くなった!(中部銀次郎)
“不調からの脱出”
調子が悪くなったらどうしたらいいのだろう?
19歳の中部銀次郎がそんな悩みを抱いていた時、プロ野球400勝投手の金田正一から衝撃のアドバイスを受けたことがある。
『そんなもんどん底まで落ちたらええんや!そしたらあとは上がっていくしかないやろが!』
それまでの中部銀次郎は、不調に襲われると
「元に戻してやろう」
と努力した。
なんとか「這い上がってやろう」
と必死にもがいていた。
しかし、そう思えば思うほど心が窮屈になり、更なる不調を招いていたのである。
ならば本当に調子をわざと落とせということなのか?
そうすれば地獄が反転して天国に突然変わるのか?
金田正一の言葉の真意を中部銀次郎は必死になって探った。
やがて中部銀次郎は気がついた!
調子が悪い。
ならば、どこまで悪くなるかひとつお手並み拝見と行こうじゃないか。
それくらい開き直ってみると、不調の波は静かな引き潮のように去っていくということを!
その開き直る心を金田正一は
『どん底まで落とす』
という言葉で表現した。
厳しい競技生活を続ける中部銀次郎は何度も不調に見舞われた。
しかし心を窮屈にせず金田正一の言葉を思い出すことで心がフワッと軽くなったという。
その頃にはすでに不調から半歩脱していたのである。
中部銀次郎
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