2013年8月27日火曜日

ゴルフを以って人を観ん

緑にお遍路さんたち
ゆめ、ご油断召されるな。
芝の上のあなたは、裸なのですぞ!

(夏坂健)
ああ、愛しき芝よ!
葛城ゴルフ倶楽部グリーンキーパー池端通人


たとえば芝の生命力の弱まる晩秋、ボールを打ってディボット跡ができますね。
コース側では砂を入れますが、実際には穴があいたまま。
これが元通りになるのは早くても翌年の4月下旬か、あるいは5月上旬と語るのは、静岡県袋井市にある葛城ゴルフ倶楽部グリーンキーパー池端通人さん。
ベテランひしめくこの世界にあって珍しくも46歳の若さで植物の専門家。


芝はショットのために用意されたもの。
ところが心ないゴルファーの中には何度も素振りを繰り返し、
そのたびに平気で芝を削る人がいます。
ザクッザクッと芝が無神経にいじめられるたび、自分の体のどこかが
刃物で刺されるような気がします。


その日、まず最初の仕事はグリーン上のカップ切りから始めます。
前日から天気予報に注目、雨が降ると思えば高い位置、入場者数が多ければ平坦な位置にカップを切ります。


2日も同じ場所を使った場合、たちまち周辺の芝が痛みます。
グローブをはめた手でボールを拾い上げる人もいますが、
ボタンや面ファスナーがカップのふちに当たって、予想以上に芝がめくれてしまうものです。


バンカーも低い場所から入らず、打ったあとも知らん顔の人が増えてきました。
毎日がマナー違反との戦いです。

ここまで愛した芝が、ピッチマークも直さない、スパイクの引っかき傷をつけても平気なゴルファーによって傷められたとき、腹の底から怒りがこみ上げませんか?


「とても悲しい気分です。結局ピッチマーク跡を放置すると、めぐりめぐって自分に降りかかる問題になります。バンカーにしても、自分がきれいに均しておけば、すべてのバンカーから足跡が消える道理です。このゲームは多くの説教を与えてくれますが、それでいてゴルフは寡黙ですね」
池端通人

(>_<)
これを読んで、私は目土、ディボットマークの修正、ワングリーン最低2個を
心がけるようになりました。
ki銀次郎

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