『次世代へ正しいゴルフを継承する』
『ディボットマークの直し方』
根のついたままはぎ取られたディボットはまだ生きている。
速やかに拾ってはめ戻し、すき間をなくすようにそっと踏んでおさえ、周囲のすき間に目土の砂をかぶせ、保温してやればそのまま生き続ける。
芝がバラバラにちぎれてしまった場合でも、できるだけ拾い集めディボットマークに捨て、目土の砂をかぶせる。
ちぎれた芝は埋められて、やがて腐って肥料となり、後から生えてくる芝の役に立つ。
ゴルフは芝生という小さな葉をもった生き物が育ってくれてこそ楽しめる。
芝生をだいじにする気持ちと、それをちゃんと体で表す行為は、ゴルファーの務めである。
ディボットが見当たらないディボットマークにもたっぷりと砂を。周囲の芝の根が1日でも早くのびてきて、元の芝地に戻すのが目的である。
のびてきやすいように芝の切断部を保湿の砂でおおってやらなければならない。
周囲の芝面と砂の面を合わせてフラットにすること。目土は後続のプレーヤーのためでもある。だから砂を埋めたら、その表面を平らにしておかなければ意味がない。
目土の面を芝面の高さに合わせると、芝のためには高すぎるが、やがて風雨にながされ、自然にちょうどよいレベルに落ち着く。
“落ちた小枝なども処理”
始末されていないディボットだけでなく、フェアウェイに落ちている木の小枝なども拾って始末しよう。
フェアウェイの途中に大きな木があると、その周辺にボールをぶつけたプレーヤーの忘れ物、小枝がよく落ちている。
ルール上、これは大きなルースインペディメントで、後続のプレーヤーのボールがくっついて止まった場合は、取り除くことができない障害物となる。
落ちていたら拾い上げ、ショットしてくる方向から見て、木の裏側の根もとに始末する。もっとも影響が少ないところだからである。
あるいは近くに林があったらその中に投げ捨てよう。
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