2015年、LPGA第15戦
『サントリーレディスオープンゴルフトーナメント』
6月11日~14日
兵庫県神戸市 六甲国際ゴルフ倶楽部で開幕した。
第1日、9バーディ、ノーボギー、63の自己ベストをマークした成田美寿々が9アンダーで首位に立った。
好調の秘訣は「ガツガツいかないこと」だという。今期はスタジオアリス女子オープンで優勝しているが、安定感はいまひとつ。
それが持ち前の向上心に火をつけた。
「今年は、いろいろな人にゴルフのことを質問するようにしています。選手やキャディさんから広く話を聞いた方がためになる。開幕直後から、たくさんのキャディさんにパッティングの上手な選手の話を伺っています」
質問力はコミュニケーションを図る上で大きなパワーになる。
情報を収集して取捨選択をするのは自分自身。応用力まで養えるという図式だ。
「さまざまな方とコミュニケーションをとることで、ゴルフの力も絶対に上がってくるはず」
耳を傾けることで、一生の財産になりそうな金言も心にとまる。
いい耳を持つこともスーパーアスリートの条件なのだと思う。
第1日の好スコアは、優勝争いした『中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン』の最終日に学んだことを存分に生かした賜物だった。
「優勝争いをしていたから、どうしてもバーディが欲しい。でもなかなかうまくいかずイライラしていたら、見かねたキャディさんが、『美寿々ちゃん、1回落ち着こう』とアドバイスをもらった。
そうしたら、うまくリセットすることができて、フワーッと新鮮な気分に浸ることができてバーディがきました。
要は、気をつけるべきことをしていれば、いい。
バーディはただの結果でしかない、と強く思うことができました」と明かす。
この日は、同じスポンサー(オンワードホールディングス)に所属する、菊池絵理香と同じ組のペアリングだった。
前日からの打ち合わせをして、同じウェアを着てプレーをするなど
サービス精神も旺盛なのが成田美寿々であった。
※LPGAニュース&トピックスより
(><)
プロスポーツの世界でありがちなのが、「技術は自分の目で盗め!」
とよくいわれる。
まして他人に頭をさげて情報収集するというのはプロ選手のプライドが許さないとして敬遠されがちである。
しかし、成田美寿々選手にはそれ以上の向上心と謙虚さが備わっている気がします。
私はBSチャンネルで「とことん1番ホール」という番組をよく見ているが、スタートホールで左右のギャラリーとフェアウェイの3方向に一礼するのは成田選手だけである。
昨年、優勝した大会の最終ホールのグリーン上でも、はしゃぐことなく直立不動になって、コース方向を向いてきっちり頭をさげる一礼をしていました。
これらすべてをもってしてゴルフに取り組む“姿勢”だと私は思っています。
姿勢を保ってプレーを続けているからこそ“63”という自己ベストを更新できたと私は信じています。
成田美寿々、菊池絵理香、この両選手を有名になる前からスポンサードしているオンワードホールディングの担当者に“コーチの神髄”を見たような気がします。
ki銀次郎
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