2015年6月23日火曜日

終りかけのゴルフ界を救う道とは?

PGAは、トーナメントプレーヤーやティーチングプロの資格認定などを手掛ける団体。
倉本昌弘はPGAから分離する形でプロゴルフツアーを主催するJGTO(ジャパンゴルフツアー機構)を立ち上げた。
しかし、2014年、PGA会長として戻ってきた。

 

PGAが組織をいったん飛び出した人物を会長に選んだのは「ゴルフ界はこのままではまずい」という危機感の表れといえるが、ゴルフ界は問題山積のうえ、中核となる組織がない。


はたして倉本会長はほかの組織と連携を進め、“おわりかけている”ゴルフ界を変えることができるのか?
2月末にPGAの諮問機関がまとめた提言書「ゴルフ市場再活性化に向けた新たな提案」には、ゴルフ界の厳しい状況がこれでもかと書かれている。いよいよ尻に火がついた状況なのか。


誤解を恐れずにいうと、尻に火がついているというより、ほぼ終わりかけている。
先日総務省が発表したゴルフ人口は750万人で、1996年の約1500万人の半減以下。


将来的にみれば、ゴルフ人口は500万人を下回ることはないだろうが、そのレベルになったら業界はもっと大変になる。
そんなホラーストーリーが見えているのに、なぜ600万人、700万人で食い止めようとする努力をしないのか。



(><)
こんなニュースを見て「コーチの神髄」(ki銀次郎)は個人的な意見を載せたいと思います。


1970年代、日本の高度成長期にゴルフは急に盛んになったと思われます。
そしてゴルフは仕事上の社交競技として、間違いなく経済成長の手助けになったのも事実だと思います。


1日ゴルフをすることで相手を知り、相手を信用できればビジネスパートナーとして選別できたからでしょう。
そしてゴルフ会員権はビジネスマンのステータスとなり、限られた場所へは限られた人間としか入場できなかった。



やがてゴルフが一般庶民化し、同時にそれまで守られてきたゴルフ上のモラルが徐々に徐々に、少しずつ少しずつ崩れてきて現在に至っていると思います。



現状のゴルフ界の挽回策は、ゴルフが持っている本来の意味を浸透させることではないでしょうか。


ゴルフ本来の意味とは?
どんなスポーツでも“礼儀”は教えているでしょう。
“正々堂々と戦え”という言葉を使って技術指導しているのは当たり前のようにも思えます。

 


がしかし、相手チームがエラーをしたら大喜びし、相手チームのシュートがゴールを外れると歓喜する行動は“正々堂々と戦え”とはいえないような気がする。


ゴルフは相手のミスを喜ぶような行為はしないし、すべてが自己責任であり、自分に対し相手に対しフェアでなければならない。
ゴルフ場内すべて、ロッカー、トイレ、レストラン、フィールドでの立ち居振る舞いは、周囲の人のため、次の人のためを意識した行動をとらねばならい。


このように、人間として生きていく上で一番重要なマナーやエチケットを自分の行動から学んでいく競技は、私はゴルフ以外に見当たらないように思います。


芝生で囲まれた贅沢な土地をユニフォームではない自分の好きな洋服を切れるおしゃれなスポーツゴルフ。
ではなくて、大人にも、少年少女にもゴルフを教えるレッスンプロは、エチケットやマナーを教えることを主目的とし、ゴルフを習わせる親の目的は、子どもをプロゴルファーにするのが一ではなく、ゴルフをすることで人間として最低限必要なマナーとエチケットが身につく競技なんだということを業界全体で取り組んでいく必要があるような気がします。


ゴルファーの大半は、スコア自慢、飛距離自慢をする。
ゴルファーが競い合う内容がマナーやエチケットになる業界になれば、“唯一の競技”となり、黙って人は集まってくるのではないだろうかと思う。

ki銀次郎

0 件のコメント:

コメントを投稿