キャディさんにおんぶに抱っこではなく
自分の推理力と判断力を総動員して
コース設計者と対話する。
そうすればゴルフはさらに楽しく、味わい深くなる。(中部銀次郎)
“昔は下手で今も下手”
「中部さん、昔は90を切るぐらいまで行ったのに最近はまた
100叩き!」
「昔の下手クソ時代に戻ったみたいで・・・いったい何がいけないんでしょうか?」
『ショットとスコアが同一だと思っていませんか?』
「同一でしょ?ショットがよければスコアも改善する」
「だからこそナイスショット目指して練習場通いもしているわけでしょ?」
「そのお蔭でショットは初心者時代より、かなりまともになってきた」
「なのにスコアが伴わないのはなぜだろう・・・と?」
『実はショットの良さは意外とスコアと結びついていないのです』
『・・・というよりナイスショットを2つつなげてグリーンを捉えてパー、そんなイメージばかりにとらわれているから、ちょっとしたミスにショックを受け「こんなはずじゃない!?」の蟻地獄に落ちてしまう』
『コースに出ればチョロでもいい、トップならなお御の字』
『とにかくボールが前に進めばパーの可能性が消えたわけじゃない』
『なのにミスした自分を責め、ナイスショットのマニュアルを引っ張り出して、ラウンド中にあれこれ追及し始める』
「ハイ、最近はそんなことの繰り返しです」
『プロだってミスをします』
『まして練習もままならないアマの身、少々かっこ悪いミスが出ても当たり前』
「つまり僕は目的を取り違えていたと?」
『そうです、目的を違えたばかりに“昔は下手で今も下手”というゴルファーが多いのです』
『目的さえハッキリしていれば少々のミスは許容できる』
『その結果さほどのナイスショットじゃなくてもゴルフは十分成立することに気が付きます』
『昔に比べれば最近は、持ちこたえられるようになった・・・そう思えたときあなたはヘタから脱却しています』
“昔は下手だったけど今は勝負強い”
そういうたくましいゴルファーに成長しているのです。
中部銀次郎
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