草野球を見物していて、ボールを打ったバッターが3塁方向に駆け出したのを見たならば、だれもが腹を抱えて笑うであろう。
ゴルフルールを知らないでプレーするということは、3塁に走るバッターと同じことをして「ゴルフは楽しい」と言っているのである。
ki銀次郎
“球が動いたのにそのまま打った”
Q、状況
アドレスで手が震え、パター・ヘッド触れて球がわずかに動いたが、そのまま打ってしまった。
A、処置
2打付加、そのまま次打。
A1、インプレーの球を「携帯品」(パター)で動かした場合に相当し、1打罰でリプレースすべきであった(18-2a)。
A2、リプレース抜きの「誤所からのプレー」(20-7)に当たり、
「該当する規則(18-2a)に基づいて2罰打」(20-7c)。
なお、12年改正でクラブを球の前においただけでも「アドレス」になるから要注意!
A3、その処理法が04年の改正で明示された―「重大な違反がなかった場合は誤りを訂正することなく誤所からプレーされた球」でプレーを続行(20-7c)。
このケースは球がわずかに動いただけで、“重大な違反”には当たらない(20-7c注1)。
なお、TV放映された女子の大会で類似違反があったが、2罰打スコアに加えなかったため、“過少申告”による失格となった。
(><)
動いた球を打ってしまった場合は、うっかりすると1打付加で処置しがちではないでしょうか?
グリーン上のペナルティはおおむね2打付加が多いということを覚えておくとよいでしょう。
ki銀次郎
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