2014年6月20日金曜日

ゴルフコース好奇心

プレーして楽しくなければ、ゴルフとはいえない。
コースの第一目的はゴルファーに楽しみを与えることである。
ボビー・ジョーンズ(オーガスタの設計にあたって)


この本がコースの定義や理論を深く解説する書として、皆さんを素晴らしいゴルフコースの世界に導いてくれるものと信じます。

ピート&ペリー・ダイ(コース設計家)





1番ホール”

ゴルフコースの骨格
コースの命はルーティングとランドスケープ


ルーティングとは、ゴルフコースに与えられたその用地の中で、18ホールを結びつけるルートプランを意味します。


自然の地形、景観とゴルフコースを一体化させた結果
(ランドスケープ=景観性造園学)



「アリソンバンカー」でお馴染みのチャールズ・ヒュー・アリソンや「スコットランドの宝石」と称賛されるクルーデンベイを8の字を描くようなルーティングに改造したトム・シンプソンはこの時代の人で、「ランドスケープの天才」と呼ばれた。



このルーティングと景観の融合は、ゴルフコースの「骨格」と呼ぶにふさわしいものです。
18ホールに自然の景観を絡めた一定のつながりを持たせる。
そこに初めて、コース設計家の設計コンセプトが現れる。



こうした自然とのつながりを持つルート造りは、英国から広大な大地を持つ米国にも伝えられていきます。
アリスター・マッケンジーが米カリフォルニア州のサイプレスポイントの海際で見せた、15,16番と続くパー3のあり方などは、ルーティングと景観がマッチした典型的な例です。




天才、トム・シンプソンが描いたクルーデンベイの「8の字」ルーティング(Routing)。
砂丘地帯からスタートして牧草地帯に入り、再び海沿いを経てスタート地点に戻る、秀逸なルートプラン。



世界のナンバーワンコースと称賛される、米ニュージャージー州の
パインヴァレーGCやカリフォルニア州の名門リビエラCCでは、
スタートから数ホールを終えるとクラブハウスの近くに一度戻るルートアイデアも生まれました。
これは遅れてきた仲間がプレーに合流するための目的も兼ねたルーティングです。


(><)
ブログを書いて4年半!
ここまできたらコース設計も勉強してみますか?
ki銀次郎

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