優勝はプロ初優勝の竹谷佳孝プロ。
本当におめでとうございます。
しかし、この優勝にも選手の無責任な行動が大会を台無しにし、初優勝者の感動を奪ってしまった。
イ・サンヒ(韓国)は、11番ホールのグリーン上で、長い1stパットの後、ボールをマークした後にルースインペディメントを払うしぐさのあとで、グリーン面を押さえつけるしぐさを最初に2回、
1拍おいて更にもう1回グリーン面を押すしぐさをした。
詳しいルールは後述するとして、こんな行為に注意すべくことわざがある。
李下に冠を正さず!
(スモモの木の下で冠をかぶりなおそうとして手を上げると、スモモを盗んでいるように見えるから、そこで冠を直すべきではない)
人に疑われるようなことはするなということです。
グリーン上のルールを簡単に覚えるなら、
グリーン上では、ルースインペディメントは掃うことはできるが、
ボールマーク以外のものは修復できない。
グリーンを押さえる行為は、ライの改善、ライのテスト、をしたと疑われても仕方がない。
中部銀次郎さんはいう。
林の中で素振りをする際、グリーン方向と逆を向いて素振りすれば、誰も空振りしたとは疑うまいと。
ki銀次郎
(ルール)
パットの線に(手足などの身体の一部やクラブなどで)触ることは、「ライの改善」ではなく、下記の規則16-1aの違反となり2打罰です。
しかし、パットの線上のカップと球との中間地点でパターを振って(たまたま)ソールがグリーン面に触った場合に16-1aの違反とされた例はないはずです。
中間地点でパターを振ってみる行為は、打つべきタッチを判断したりするのが目的なので、広い意味で、「距離を測っている行為」とも言えるため、規則16-1aの除外項目(iii)の「距離を測っているとき」に該当するとのルール解釈になるからです。(歩測しているときにパットの線を靴が触ることも同様の理屈で無罰です)
ただし、「はっきりとソールして構え、パットの素振りをする」行為は、スパイク跡や芝の毛羽立ちなどをソールで押さえつけた(意図の有無を問わず)と判定され、規則16-1c違反の2打罰となりかねませんので、ソールすることは避けるべきです。
<< 参照するゴルフ規則など >>
●規則16-1a【パットの線に触れること】
●規則16-1a【パットの線に触れること】
パットの線には触れてはならない。ただし、次のときを除く。(i)ルースインペディメントを取り除くとき。ただし、その際何も押え付けないこと。
(ii)アドレスの際にクラブを球の前に置くとき。ただし、その際何も押え付けないこと。
(iii)距離を測っているとき(規則18-6)。
(iv)球を拾い上げたりリプレースしたりするとき(規則16-1b)。
(v)ボールマーカーを押え付けているとき。
(vi)パッティンググリーン上の古いホールの埋跡やボールマークを修理しているとき(規則16-1c)。
(vii)動かせる障害物を取り除いているとき(規則24-1)。
●規則16-1c【ホールの埋跡、ボールマーク、その他損傷の修理】
(抜粋) プレーヤーは古いホールの埋跡や球の衝撃によるパッティンググリーン面の損傷(ボールマーク)を修理することができる。
前記以外のパッティンググリーン面の損傷は、そのホールでの続いてのプレーでそのプレーヤーの援助となるかも知れないときは、どのようなものも修理してはならない。
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