2015年11月25日水曜日

平常心のコツ(植西聰)


「乱れた心」を整える93の言葉
おだやかな人生を生きたいあなたに。

植西聰


~強すぎる自意識は、心の乱れの原因になる~

強すぎる自意識は心の乱れの原因になります。
ある若手のミュージシャンは、とても強い自意識の持ち主です。
彼は、周りの人たちから「あなたの音楽はいいですね」とほめられたくらいでは、ちっとも嬉しく感じられないそうです。



彼は、「内心は『とくにこれといった魅力も感じなかったが、お世辞に褒めておくか』といった気持ちでいるのではないか」という気持ちさえしてくると言います。



こう思えると、ほめられているのかバカにされているのかわからなくなって、気持ちが乱れてくるといいます。



このように相手のほめ言葉を素直に受け入れないのが、自意識が強い人の特徴だと思います。



このタイプの人にとっては、たんに「いいですね」とほめられただけでは満足できません。
「すごくよかった」「非常に感動した」「涙が出るほど心を動かされた」といった具合に強い調子でほめられて、はじめて「評価されている」と実感できるのです。


このような自意識が強い人は、裏を返せば、自分に自信がないと思います。



自信がないから、相手の言葉の裏読みをして「お世辞でいっているのではないか」「本当は魅力など感じていないのではないか」と心を惑わせてしまうのでしょう。



本当の意味で自分に自信のある人であれば、そのほめ言葉がお世辞だろうが何だろうが「いいですね」という言葉は素直に受け取って喜ぶことができるのではないでしょうか。



まずは、「人のほめ言葉を素直に受け取る」ということから心がけるようにしたらいいと思います。
そうすれば自然に、自意識もバランスのいいものになっていくでしょう。
他人の言葉を裏読みして、心を惑わされることもなくなるのではないでしょうか。
植西聰

(><)
自分に自信がもてるだけの練習を重ねておけば、他人にお世辞を言われようが非難されようが“心”を乱すことはないと思います。



仮に技術が伴っていないとしても、練習し納得するだけの時間を費やしていれば、開き直れる自信さえ身につくはずです。


最初から強い人間などいない、最初から上手な人間もいない。
自分を強くするのは毎日の少しずつの積み重ね。
ちょっとずつの積み重ねは、回数に比例して強度を増すのではないでしょうか?
ki銀次郎

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