自分なりに精神的な制約を取り除く方法を考え出す。
それが練習の真の目的であり、上達するひとつの方法だと思います。
練習場ではそういう訓練をする。
訓練していけば必ずその方法は見つかります。
ムダ球を打たない効果的な練習方法とは・・・・・
中部流の奥義、ここに完結。
~ミスショットの練習~
練習場で・・・・・
一般のゴルファーは変な打球が出ると、顔をひねって渋顔をつくり、いいショットがでるとご満悦の笑顔になる。
すなわちナイスショットを求めてひたすら球数をこなしているのが普通の姿である。
中部銀次郎はあえてミスショットを打つ練習をしたという。
ミスを打つためにわざわざ難しいライから打ってみたとい。
「たとえばベアグラウンドや板の上にボールを置いてみます」
それは自分が実際のラウンドでそういうライに直面した時に、そのような打球が出やすいということである。
「当然ナイスショットを望むべくもない、でもそこにある一定の傾向を身につけることができれば・・・しめたものなんです」
「トップしやすい自分がいたとしよう、あるいはスライスばかり出たとしよう、そのことを己れ自身の胆に銘じるために、ひたすらミスショットを打つのも無駄なことではないのです」
「難しいライなのにナイスショットを求める自分と決別し、出るべくして出るミスを受け入れる心の鍛錬になるのです」
しかも己のミスの傾向を知っていれば、実際のラウンドでいきなりたじろがないで済むのである。
芝の薄いライにボールが止まった途端、ナイスショットへの願望はすっぱり切り捨てて、自分の出やすいミスを計算に入れて次のショットに臨めばいいのである。
普段からナイスショットばかり望んで練習しているから、いざ本番でミスが出たときに慌てふたむき取り乱すのである。
「練習場でいくらナイスショットしてもそれはスコアになるわけじゃありませんから」
「普段からあえてミスショットを打ち、ミスとの上手な付き合い方を心と体で理解しているゴルファーのほうが実践でははるかに勝負強いのである。
中部銀次郎
(><)
わたしたちアマチュアゴルファーが練習場で“ナイスショット”を求めて練習しているのはズボシである。
周りを見渡してみても、ミスショットをするしかめっ面をする人、舌打ちする人、またはクラブを地面に叩きつける人、すべては虚栄心がそうさせているようです。
“真っ直ぐ打つ!”ボールが真っ直ぐ飛んでいけばスコアがよくなるものではないのがゴルフです。
自分を進化させるには工夫のある練習が必要なのでしょう。
闇雲に球を打っているだけでは上達は望めない。同じことばかりやっていても同じことだ。
まずはボールを曲げることを覚えてみてはどうだろうか。ボールを曲げるメカニズムを知っていれば、真っ直ぐの球も打てるようになるのではないだろうか。
まずはやってみることだ!
ki銀次郎
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