プレーオフ4回目、またも2オンに挑んだ小山内護プロの当たりはやや薄めで右のバンカーへ。
実はこのショットには小山内プロなりのしたたかな計算があった。
「ミスしても右のバンカーかその手前、間違っても左の池には行かない」
そしてバンカーショットははるかにオーバーしてエッジまで転がってしまった。
それを50cmに寄せておいて、チョのパットを見つめている。
「俺はこの前にイーグルパットを打っているから判るけど、右からのラインはカップを過ぎてからもの凄く速い。チョはずーっと1パットで入れているからカップの向こうがどうなっているか知らないはず。決着がつくなら3パットに違いない」
と小山内プロは予想したそうです。
案の定、右側に1ピンほどに3オンしていたチョは、バーディーパットを2メートルもオーバーし、返しのパットも外してボギー。
長いプレーオフはこうして終わりました。(ゴルフダイジェストNO.32より)
小山内プロは昨年から今年のこの優勝を迎える日まで、人生で一番大切な何かを学んだに違いないでしょう。
ki銀次郎
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