2014年7月30日水曜日

『GOLF MANNERS』

『次世代へ正しいゴルフマナー継承』

無意識に犯すマナー違反ほど罪深いものはない。
だからこそ意識してマナーとルールを覚える必要がある。

マナーの実行は、ゴルファーのコースへの感謝と愛情表現だ。
あとから来るほかのゴルファーへの友情である。
ぜったい怠るな!

ki銀次郎



『ラウンド能力』

“手順を間違えるな”


バンカーショットをしてからバンカーレーキを取にいくな。
あらかじめレーキを取り寄せ、持ってバンカーに入れ。
次打地点でクラブを取り換えに戻らないように、前後の番手のクラブを携えていけ。(クラブは3本持っていけ)



グリーン上で自分の番になってからラインを読むな。
傾斜や芝目はグリーンに上がっていくときに読んで、
自分の番になる前に読んでおけ。
(特にピン奥にボールのある場合だ。もう一度グリーン手前に戻るな)



みんなが順々にすみやかにアドレスに入ってプレーせよ。
自分の番がくる前に距離の計算、クラブの選択などすませ、至近のポジションに立って待て。



ティインググラウンドでは打てる人から打て。
逆オナー法で打ち始めよう。
次の打順の人が用意ができていないのなら、別な人が先に打て。
次に打つ人は、ボールとティペッグを手に持って待て。
自分の順番がきてからポケットから出すのは時間のロスだ。



“ムダな動作をなくせ”


拭いてもらう必要のないボールを拭かせるな。
人のパッティングラインの邪魔でないかぎり、ボールを置いておけ。
ワンクラブ以内のショートパットはいちいちマークしないで、続けてパッティングをしてしまえ。
などなど、本書では随所に書いた。



ミスショットを少なくせよ。
ミスショットは繰り返しやすい。
平常心を失ったままの打ち急ぎは、もうひとつのミスショットを生む。



乱れたとき、続けてプレーするにせよ、ひと呼吸入れる気づきがだいじ。
ひと呼吸入れたからといって、たいした時間がかかるわけではない。
ゆっくり打て、打ったら急げ、である。
鈴木康之


(><)
私は上記のようなことがらを1つ1つ確実に身に着けるように努力しています。
例えばグリーン上で、自分の打とうとするラインにマーカーがあった場合、

マーカー移動のルールを知らない人は、「動かしましょうか?」といってくる。
マーカー移動は打つ側からの要求によるものだが、私はあまり要求しないようにしています。

マーカーに当たっても「入るときは入る」
マーカーに当たらなくても「入らないときは入らない」
こう割り切っています。

先日もマーカーに当たってボールの方向が変わりカップインしました。
ki銀次郎

中部銀次郎「ゴルフの神髄」

「技術を磨くことより心の内奥に深く問い続けることが大切」



「自分の力を、甘くなく辛くなく正確に把握する。そこからすべては始まる」



(><)
以下の文章は、中部銀次郎「ゴルフの神髄」からの引用である。
5年前に印をつけて熟読したはずなのだが、
練習を重ねるごとに頭の中から薄れていって全く忘れていた。

慢心からくる油断であり、自分のショットに対して、
驕り高ぶりがあったのだと大反省しました。

レッスン本では決してお目にかかれない貴重な内容だと思います。
ki銀次郎


“自分自身を知れ”


ハンディ9氏は、こう考える。
155ヤードは、7番アイアンでぎりぎり越せるかどうか。
確実に越すには6番だろうが、ピン奥に乗ったらパッティングが難しくなりそうだ。
さて、どうするか・・・・・?
やはり、7番でフルショットしよう。



飛ばし屋のハンディ12氏
ためらったすえに8番にする。
目論見通り8番で届けばピン近くに寄るだろうし、
一方7番でグリーンオーバーしたら、林の中でトラブルに見舞われかねないという判断だ。



いくぶん非力のハンディ16氏
5番か4番か迷うが、確信のないまま4番に決める。
迷ったときには大きめのクラブを選ぶことにしているからである。



最後のハンディ19氏
ハンディ9氏が7番を手にしたのを横目で見て、
6番と5番を引き抜くが、ボールに向かう瞬間に5番を捨てて6番にする・・・



これはあくまで仮定である。
が、おおよそこんな仮定でクラブ選択はなされるであろう。
結果はいずれにしても、全員が自分のショット力を正しく認識していない・・・・・と、少なくとも私は思う。



ハンディ9氏は
ふだん7番アイアンのショットで、何ヤードを打っているのか?
クラブフェイスの真芯で打てた場合は、160ヤードも飛ぶかもしれない。
が、それは何発に一発なのか?
ちょっと芯を外れたときには、何ヤードの距離の誤差が出るのであろう?
ハンディキャップが9だとすると、
7番アイアンのショットでは、確実に半分以上は芯に当たらない。
目論見通りの距離が打てるのは、十のうちの一か二であろう。



アベレージゴルファーの目から見ると、
いわゆるシングルプレーヤーならもっと正確なショットをすると思うであろうが、
実情はこの程度でしかない。



スクラッチプレーヤー
つまりハンディ0でも、7番アイアンで芯で打てるのは十のうち三か四、狙ったグリーンに乗せられるのは、半分くらいのものだ。



信じがたいであろうが、事実である。
考えても欲しい、プロツアーでのパーオン率のトップがアマチュアと比較にならない長いコースでのプレーではあるが、7割前後なのである。



そういう次第で、
ハンディ9氏が155ヤードを越えるショットで
7番を持つのは、間違いだと思う。



ちょっと噛めば、手前のバンカーに落ちるのはいいとしても、
キャリーで入れば目玉になるケースも多い。



3であがれるはずか、4はおろか5になる可能性も大なのだ。
正解が、グリーン奥でもいいから、確実に乗せることであることは、いうまでもない。



ハンディ12氏の場合
前のシングル氏よりもショットの誤差ははるかに大きいはずである。



飛ばし屋なのにハンディ10が切れないのは、それだけショットが乱れる証拠でもある。



何よりも、このゴルファーは、8番と7番で自分の飛距離が何ヤードから何ヤードまでのばらつきがあるのかを知らない。
大方のゴルファーと同じく、8番は7番より飛ばないと思いこんでいる。



自分の過去のショットを冷静に分析してみれば、
実際に8番と7番とでほとんど距離が違わなかったり、
ある場合には8番の方が飛んでいることに気づくはずなのだ。



これは当然と言えば当然で、短いクラブほど正確に打てる率は高く、8番と7番のシャフトの長さは通常わずか半インチの差だか、これでショットの確立は格段に違ってくるのである。



長いクラブの方が距離が出ると思われているが、
これは正確に芯で打てた場合にすぎない。



ハンディ12氏
のケースではキャリーで155ヤードを8番アイアンで打とうとすれば、意識のどこかで「これで届くだろうか?」と疑っているから、必ず力が入ってプルする。



クラブフェースに強く当たれば当たるほど、ボールは引っかかって距離が出てしまう。



そうでなければ、フェイスの先端に当たって、右にふけるボールしか出ないものである。
7番で楽に打つのが確率的には最もいい結果が出るはずだと思う。



これに対してハンディ15氏は、
自分の力をいたずらに過小評価し過ぎている。
非力でボールは飛ばないにもかかわらず、ボギーペースを上まわるプレーができる人なら、ほどほどボールを曲げずに打てる技術はあるのだろう。



この種の人は、自分は飛ばないと思い込んで、実際の飛距離よりも大きいクラブを手にすることが多い。
実際には、5番アイアンでも155ヤードを打てるのだ。
もちろん大きいクラブを持てば強振することはないから、ミスを犯す確率は低い。



だからこそボールは飛ばないながらもハンディ15なのだろうが、
いつも打ちたい距離より大きめのクラブばかりを使っていたのでは、いつまでもハンディは縮まらないであろう。



消極的に4番を持たず、5番でしっかり打つべきなのである。
前のふたりが小さいクラブを選択するのが間違いなら、
大きいクラブに頼るのもまた正しくないといえよう。



最後の人は、
何よりクラブの選択に確信がないままボールに向かうのがいけない。
他人が何番のクラブを手にしたかを参考にするのは、まったく考え違いである。



だいたい、人がどういうつもりでそのクラブを選んだのか不明ではないか。
フルショットするつもりかもしれない。
力を抜いて軽く打つつもりかもしれない。



アマチュアのゴルフでそんなことは不要だと私は思うが、人によっては少しフェイスを開いて高いボールを打とうとして、大きいクラブを手にしていることもあるだろうし、逆にシャットフェイスで低い球を打つ気でいないとも限らない。



結局、他人の選んだクラブは参考にできないのだ。



自分自身を知れ!



これが、ゴルフに上達する基本である。



そして何より、自分のショットの正確度を認識し、飛距離を知ることが欠かせない。
繰り返すが、この場合の飛距離とは、打ったボールが止まったところまでの距離だけではない。



自分の打つボールはキャリーで何ヤード飛び、何ヤードくらい転がるのかを知らなくては、ゲームの設計など立つわけはないではないか。



そういう意味で ― 率直にいえば ― 多くのゴルファーは、
ゲーム設計もないままゴルフをしているのである。



そして大事なのは、自分のショット力を正確に把握し、
ゲームの進め方を考えてプレーするだけで、
ゴルフは目覚ましいばかりに変わってくるということだ。
中部銀次郎

根拠ある安全なミスショットの練習!(7月29日 火曜日 21時)

『目標、心の鍛錬!』
今やっている練習は3年後!

今週のボールを、来週のフェアウェイに!




26日(土)コースへ行き、肘と腰が痛いので2日間練習を休んだ。
本当は今日も練習をしないつもりだったのですが、やっぱり練習以外に上達の道はないと思い、練習場へきました。



今日はコースを想定して、ドライバー、5番、7番、PW、AWと長いクラブの後は短いクラブを打って練習しました。



私はいつも今度行くコースのスタートホールの景色を思いだしながらドライバーショットを練習します。



今回更に練習しているのは、各クラブを短く握って打つ練習をしました。
昨夜読み返した本で、中部銀次郎さんの「ゴルフの神髄」に私のようなハンディキャップ20以上の人は、7番アイアンを10回打っても芯に当たるのは1回かせいぜい2回だと。



そのハンディキャップ20以上の人のショットが芯に当たる確率を高めるには「クラブを短く握ること」と書かれていた。
この本はもう5年前に読んだ本なのだが、すっかり忘れています。



それは自分が練習を積んできて、前よりはスコアが良くなった、強い球が打てるようになった、こんな驕り高ぶりがあるから頭の中からすっかり飛んでしまっている。



もっと謙虚に自分をみつめ、あるがままを受け入れてプレーしなくてはならないと思った。
次回のコースではすべてのクラブを短く握ってプレーするつもりで、今日からチョークダウンしてクラブを握って練習しています。
ki銀次郎

(ドライバー×15、5鉄×15、7鉄×15、AW×15、
SW×13)
累計練習球数(155,933球)

2014年7月29日火曜日

『GOLF MANNERS』

『次世代へ正しいゴルフマナー継承』
無意識に犯すマナー違反ほど罪深いものはない。
だからこそ意識してマナーとルールを覚える必要がある。

マナーの実行は、ゴルファーのコースへの感謝と愛情表現だ。
あとから来るほかのゴルファーへの友情である。
ぜったい怠るな!

ki銀次郎




『ラウンド能力』



“さっさと歩け”


1ラウンドのほとんどは歩行時間である。
だから遅延プレーの最大の原因は遅い歩行である。
次打地点へさっさとお歩け。
それ球を打ったら急いでいけ。



ホールアウトしたらさっさとグリーンから下りろ。
スコアカード記入は下りてからせよ。
次のティインググラウンドにさっさと歩け。



とくに次のホールのオナーをとったプレーヤーは、遅れるな、いちばん先にティに上がれ。



多くのコースが「ハーフ2時間以内で」と呼びかけている。
平均的な難易度のコースを、第1組目で、4人で回る場合、
ハーフラウンド1時間45分以内を目標にしてよいはずである。
それは次のような計算による。



9ホールを少しジグザグに歩くと、およそ4キロ。
1キロを10分の速さで歩くと、歩行の時間が40分。
ショットの前後の動作を1打ごとに20秒とし、4人のハーフの平均スコアを50として、4人×50打×20秒=4000秒=67分



40分と67分を足して1時間47分である。
1キロ10分は少し速めだが、ぶっ通しの歩行ではなく、50回も止まっては歩き、歩いては止まる歩行なのだから、おとなの健常者なら常識的な速さ。
歩行がエアロビクスとしての運動となるのに必要な速さである。



“気を配れ、目を配れ”


人のボールの行方に目を配れ。
みんなで見て覚えておけ。
ボール探しはみんなで探せ。



あるいは、ボールがカート道路沿いに飛んだ人、
前方へいちばん遠くへ飛んだ人はカートを操れ。



ボールがグリーンに乗った人は、パターを持っていけ。
他の人のパターもいっしょに持っていけ。
そうしようとしたとき、バンカーにつかまった人がいたら、その人のサンドウェッジも抜いていけ。



誰かのバンカーショットがグリーンをオーバーしたら、すでにグリーンに乗っている人が、バンカーならしを代わろう。



全員がグリーンに乗ったら、いちばん遠い人は早くパッティングの用意にかかれ。
いちばん近い人は旗竿を抜け。
パッティングが終わった人は旗竿を拾いあげて持て。
鈴木康之

(><)
グリーン周りでのアプローチの場合は必ずサンドウェッジとパター、そしてアプローチに使うクラブを持っていこう。
バンカー越えを失敗したり、トップしてグリーン奥のバンカーに入った場合を想定してサンドウェッジも持っていくのが賢明。



旗竿はできる限りグリーンの外のラフに置く。
旗竿を地面に置くときは音をたてないように置くこと。



パットが終わって旗竿を拾って待つとき、
風が強くてフラッグがパタパタと音がする場合は、他の人のプレーの妨げになるのでフラッグを握って音が出ないようにして持ってあげよう。
ki銀次郎

“中部銀次郎のグリーン周り”

私はピタピタと寄せたいと思ったことはありません。
むしろ残りの距離や使うクラブがどうであれ
結果はいつもアバウトでよしと考えています。

(中部銀次郎)



“1オン、2オン、3オン”


パー3なら1オン
パー4なら2オン
パー5なら3オン
美しいショットで完璧なゴルフ、誰しもそうありたいと願っている。



―がそれが大きな落とし穴!
パーオンへのこだわりがミスショットの原因となる。
こだわらなければもっと易しいゴルフができる。
なのになぜかコロッと忘れて・・・・・



足取りも軽やかにセカンド地点に立つ。
残りはショートアイアンの距離だ。
ここはもう絶対に2オンしかありえない!



それもピンそばバーディチャンスにつけてやる。
胸中に、希望、願望、欲望、渇望、
などなどがグチャグチャに渦巻つつアドレス。



「パーオンにこだわるべきではない!」など、
もはや頭の中からサッパリ抜け落ちている。




だがよくよく観察してみればライが結構難しいかもしれない。
ピンもバンカー越えで距離もシビアかも知れない。



いやそんな悪条件がなくてもすでに“心の中にトラブル”が生じていることに本人は気がつかない。
自分で自分の心の中に勝手に制約を課しているのだから。



「ここは絶対に2オンしてバーディチャンスにつけなきゃいけないぞ!」と
心も体もガチガチになりリズムも悪くプレッシャーはますます強く迫る。



そんな時ミスをする落胆する、さらに尾を引き失敗連鎖がおきるのだ。
思い出そう、簡単にパーオンできるくらいならハンデキャップなど存在しないのだということを。



だからパーオンは失敗しても当たり前



むしろ外すならどのエリアかを見極めつつグリーンへのショットに臨むことができたなら、想定エリアに外して密かにほくそ笑むことができたなら、
そのゴルファーはパーオンに勝るとも劣らないナイスショットを放ったも同然なのである。
中部銀次郎


ゴルフ場にて(ゴルフマナー)

先日のゴルフにおいて気づかされることが多々ありました。

“プレーファスト”

この言葉の根本的な意味をしらない人間には何を言っても無駄だということでした。



グリーン上のプレーが終わり、次のホールへ移動するとき、
『クラブをバッグにしまうのは次のホールへ移動してからですよ、そのままカートに乗って早く後続の組がショットを打てる状況つくりましょう』



このように促しても、
全体的に詰まっていたり、次のホールへ移動しても詰まっていると
次のような言葉が返ってくる。



「ゆっくりやりましょうよ!どうせ詰まっているんだから~」



こういうことを発するゴルフプレーヤーは、前が空いていても
プレーを早める行動はできない。
なぜならば、プレーを早めるべき動作や箇所を知っていないからなのだ。



また、同伴競技者のプレーをきちんと静止して見れるゴルフプレーヤーも少ない。



アドレスに入っているプレーヤーがいるにも関わらず自分本位の行動をとっている人が多い。



足音をたてて歩いていたり、今すぐ打つのだろうかと思えるほど草の音をたてて素振りをしたり、音をたてて自分のクラブをキャディバッグにしまうという他人に迷惑をかけていることに気づいていないのだ。



なぜ同伴競技者のプレーをしっかり見るのか。
それは同じ組のプレーをできるだけ早く進行させるため、
ロストボールをさせないためなのだ。



相手が打つ瞬間だけではなくて、球を打たない人間は、
これから打とうとしている人間がアドレスにはいるよりも先に静止しなければならないのである。



私は必ず実行しているからか、相手のアドレスを見ていると見たくないこともたくさん見ています。



先日は友人がアドレスするときに、クラブヘッドが少しだけボールに触れてボールが動いてしまいました。
でも友人はあたりまえのように1打付加して申告していました。



ゴルフに限らず、意図がよめる、よめない、気がきく、きかない、
その人の実生活を見ればある程度わかるような気がします。



私は今回のゴルフでこのようなことを強く感じ、教えるというとおこがましいが、あえて“注意”しながらプレーしましたが、
注意すればこちら側も疲れるし、された方は理屈が理解できないから反感を抱く。



こちら側も疲れるのである。
また、ゴルフウェア(ファッション)も自分のためではなく
同伴競技者のためにもゴルフに相応しい服装をしてもらいたいものです。



今回は半ば強引に誘われたのですがが、
私はこういう人とのゴルフは、今後遠慮しようと思いました。

ki銀次郎

2014年7月28日月曜日

ゴルフ・プレー前夜に読むクスリ(夏坂健)

レッスン書を読まなくてもうまくなる法。
にわかに信じがたい話だが、生まれてこのかた一冊のレッスン書も読まず、それでいて世界の頂点まで登りつめた名ゴルファーを数えあげたら枚挙にいとまがない。

アラン・ロバートソンを筆頭に、近代ゴルフの礎となったハリー・バードン、ジェームズ・ブレード、ジョン・ヘンリー・テイラーなど、
歴史に残る名選手は例外なしにただの1ページたりともレッスン書を読んでいなかった。

夏坂健




“頭の中で第1打をしっかり打つ”

―これがゴルフのコツだ!―


ワンラウンドで数発のミスならば、そこにあなたの練習課題があるというわけだ。
失敗を、ときには正面からじっくりと見つめてみようじゃないか。



トム・ワトソンの師匠で、現役時代にツアー競技11連勝、年間18勝という快記録を達成したバイロン・ネルソンは
「もし、2度打てたら」
というゴルファーの悲願に応えるように、こういっている。



実際のところ、ゴルフ巧者は同じショットを2度打っているのだ。
アドレスに入ってから、まずスウィングイメージして、打ったボールの高さ、距離、落下地点まで、すっかり頭の中で第1打を打ち終えてしまっている。



次に本物のボールを打つわけだが、OBのあとの打ち直しがうまくいく理屈と同じ、第2打目の失敗率は極端に低くなる。



頭の中で第1打をしっかり打つ、次に体で同じことをくり返す、これがゴルフのコツというものさ。


(><)
なるほど、練習場で球を打つまえに、これから打つイメージを大切にする理由の裏付けがこの文章からはっきりした。
もっと早くこの裏付けを知りたかった。
ki銀次郎