2014年9月30日火曜日

『受けるよりは与える方が幸いである』

私は毎朝、BS放送で昨年放送されていたNHK連続ドラマ
「カーネーション」の再放送を見ています。
922日の放送で主人公の小原糸子さんは92歳にしてこんなことを言っていました。



『与えるは受くるより幸いなり』



主人公はこう話していました。


「今まで欲のためにやったことは全て失敗し、
人のためにやったことは旨く行った」


これは新約聖書に出てくる言葉です。
イエス・キリストの使徒の一人であるパウロがエフェソの長老たちに別れを告げる場面で、イエスが言った言葉として紹介しています。



「わたしは、他人の金銀や衣服をむさぼったことはありません。ご存じとおりわたしはこの手で、わたし自身の生活のためにも、共にいた人々のためにも働いたのです。



あなたがたもこのように働いて弱いものを助けるように、また、主イエスご自身が
『受けるよりは与える方が幸いである』
(There is more happiness in giving than in receiving)
と言われた言葉を思い出すようにと、わたしはいつも身をもって示してきました」
とありました。

(><)
私自身の人生でも大なり小なり、無欲でやったことのほうが成功につながったことを体験しています。



「欲」は“身を滅ぼす”
ゴルフでも欲をかくとミスをする、ゴルフは本当に人生を映す鏡のようですね。

ki銀次郎

“毎日が試合であり、練習、稽古である”






練習を積んで試合に、

稽古を重ねて舞台に。

隠れた日々の努力は、

いつかきっと実を結ぶ。

(><)
練習にムダなどない。
本当に上達したければ
練習しないでいる時間のほうが
ムダだと思う。

ki銀次郎

2014年9月29日月曜日

中部銀次郎のグリーン周り

プロも唸った
伝説のアマチュアが
やさしく寄せる

アプローチの極意を伝授



“タイガーの背筋”


中部銀次郎は、めったにトリプルを叩かない
だがある日のラウンドでグリーン手前のバンカーにつかまった
そこから2回打って出なかった



3度目のバンカーショットでようやくグリーンに乗り2パット
結果はトリプルボギーであった



なぜ、バンカーから一発で脱出できなかったのか
中部としては正しく構え、正しく打ったつもりだった



いつもならそれで難なくオンを果たし、あわよくばパーをセーブできるはずだった
にも関わらず2度もミスを繰り返したのはなぜなのか?



技術的に思い当たる節はない
精神的に錯乱していたとは思われない
原因を明らかにすることができないまま、その日のラウンドを終えた



それから間もなく中部はたまたまテレビでタイガー・ウッズを見た
はたと気がついた、タイガーの背筋の美しさに!
腰の粘りに!すっきりと立った首筋に!



振り返ってあのバンカーショットを思い起こしてみると・・・・・
自分のアドレスに、ゆるみが生じていたことに思い至った
背筋がちゃんと伸びていなかった




年齢からか、当日の疲れからか
いずれにせよあのバンカーの中で自分の背中はまるまっていた



次のラウンドで中部は見事なバンカーショットを披露した
背筋がしゃんと伸びていた、あのタイガーのように。
中部銀次郎

アジアパシフィックオープン・ダイヤモンドカップとミヤギテレビ杯・ダンロップ女子オープン・ゴルフトーナメント

今週のプロトーナメント


男子はアジアパシフィックオープン・ダイヤモンドカップと名前が変更されアジア太平洋地域の選手が集う大会となりました。
優勝は藤田寛之(45歳)



会場は茨城県の大利根カントリークラブ・西コースでした。
コースは松林でセパレートされ、グリーンは砲台を絵に描いたような超高速グリーンでした。



セーフティリードという言葉など一度も使えないほどの1打を争う攻防で、優勝は最後の最後まで誰の手に渡るかわからない状況でした。



特に上がり3ホールはプレッシャーの連続だったと思います。
そんな中でも最終ホールを、いつもと同じプレーをしてバーディを取れる藤田プロは強靭な精神力の持ち主ですね。



先週のANAオープンゴルフトーナメントで4年ぶりの優勝を果たした宮本勝昌は42歳でした。



両者ともにチーム芹澤と呼ばれる芹沢信雄の門下生です。
こういう結果を見てしまうと、芹沢信雄に「コーチの神髄」を感じてしまいます。



女子プロの方は、ミヤギテレビ杯・ダンロップ女子オープン・ゴルフトーナメントが宮城県利府ゴルフ倶楽部で開催されました。
優勝は酒井美紀選手でした。



酒井美紀プロは最終日トップと4打差の6位T、最終組の4組前からスタートしました。
私は最終組から4組も前でプレーして優勝するのは素晴らしいと思いました。



途中でリーダーボードは見るにせよ、相手は目の前にいないわけだから、本当の意味で自分との戦いです。
最後の最後まで全力でプレーすることに徹しているわけです。



トップのテレサ・ルー選手は15番パー3で池に入れてダブルボギー、
一方の酒井美紀選手は16番と18番でバーディをもぎ取った。



優勝には手が届かなかったけれど、16,17,18番の上がり3ホールをすべてバーディをとった渡邉彩香選手も素晴らしかった。



酒井美紀選手がプロとして素晴らしいと思うのは、全選手の中で一番多い87ラウンドをプレーしている。
予選落ちはたった2回だからなのだ。



「全試合に出場する」
予選落ちしようが全試合に出場する!
私はこれがプロスポーツ選手に課せられた使命だと思っています。



宮本勝昌、藤田寛之、酒井美紀、渡邉彩香、この選手たちに魅せられた
「あきらめないゴルフ」
私は自分に強く言い聞かせ、心に宿したいと思います。

ki銀次郎

練習は心の鍛錬である! (9月27日 土曜日 22:00)

練習テーマ
『1本のクラブだけを3ヵ月練習』
一度だけの人生、目的のためなら
うまずたゆまず

どんな苦労だって楽しいものさ!




22:00
9番アイアンを37
昨日の練習から24時間経過したので練習にきました。



打つ前から左肩甲骨周辺の筋肉に違和感があった。
入念に準備体操をして練習に臨んだが、まだ違和感があったので37球で練習をやめました。



週末の練習はちょっとお休みして、体を休めることにします。
今日もこれから極楽湯へ行くとします。
ki銀次郎

9アイアン×37球 
累計練習打球数:158,168

ライダー・カップ 2014

ライダー・カップ 2014がスコットランドにあるグレンイーグルスGCで開催された。
結果はヨーロッパ勢の連覇となった。



大会初日、私がはじめに疑問に思ったことは、
なぜアメリカチームはニット帽を深々とかぶっている選手が多いのだろうと思った。
耳をかくしていた。
ヨーロッパチームの選手はニット帽をほとんどかぶっていない。



ヨーロッパチームは開催地がスコットランドだから、気候に慣れているといえばそれまでだが、私は違うとおもった。
アメリカチームの敗戦を予感しました。



ゴルフは五感でプレーするもの。
アメリカチームはニット帽で耳をふさいでいるではないか。
ハンター・メイハンやマット・クーチャー等がニット帽をかぶってプレーしていた。



3日間同じコースでプレーするわけだが、
初日からニット帽で耳をふさいでショットしたのならば、
各ホールのバージンショットが、ニット帽をかぶっての印象となり、
脳にインプットされてしまうではないか。



視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚、を五感という。
五感はすべてが同時に、そして正常に稼働してはじめて五感は生きる。



実際に目をつむったり、鼻をつまんだりして何かを食べてみて、
その食べ物を当てるのは難しいはずだ。



ニット帽をかぶったマット・クーチャーがスーパー・チップインをしたが、あれはあくまでも結果である。
こういう結果を経験してしまうとニット帽?耳?そんなの関係ないよ!
と思ってしまうからゴルフは厄介なのである。



ゴルフは自然が相手なのだ。
空気が湿っているのか乾いているのか、また風はあるのかないのか、どっちに吹いているのか、それらを体全体で感じとり、感じたことを体全体に対処するよう指示をだすのが「脳」である。



「脳」は自分自身が想像している以上に、敏感で高性能であることを理解しなければならない。



たかがニット帽、されどニット帽、
過去の北京オリンピックでは、サングラスが勝利を招いた女子ソフトボールチームの例もあります。
私はこんなことも含めてアメリカチームの勝利に対する準備不足を感じました。

ki銀次郎

練習は心の鍛錬である! (9月26日 金曜日 22:00)

練習テーマ
『1本のクラブだけを3ヵ月練習』
一度だけの人生、目的のためなら
うまずたゆまず

どんな苦労だって楽しいものさ!




22:00
9番アイアンを120
9番アイアン1本を120球打つのは本当に根気が必要だ。



打っては次、打っては次と繰り返せば30分もあれば終わるだろうが、私は1球1球、方向を変え、アドレスチェックして、フルショットとハーフショットを繰り返す。



合い間にドライバーの素振り(ルーティン込み)を入れる。
9番アイアンは、いわば2打目を想定して練習しています。



体の調子がいいので私としては珍しく120球も打ってしまいました。
1球、1球、仕切りなおして打っているが、どこかが緩んでミスショットになることがあります。



同じアイアンを繰り返し打っていると、ヘッドの抜け方でどんな球が飛んでいくかわかってきます。
練習を積んで、インテンショナルにヘッドを抜いてやればドローやフェードを打ち分けることができるようになると思います。




最後はやっぱり温泉のお世話になりました。
練習のあとのサウナと水風呂、はまっています。
ki銀次郎

9アイアン×120球 
累計練習打球数:158,131

2014年9月26日金曜日

“ゴルフに対する自分の姿勢を崩さないことが大事!”

私は中部銀次郎さんのこの言葉をとても大切に心の中にしまってあります。
“自分の姿勢を崩さない”



簡単なようでなかなかできない。
自分では崩しているつもりはないが、それは実は強がりだったりする。



球を打っているだけ、ナイスショットを打っているだけではスコアがよくならないのはそんなところに気がつくかつかないかだと思う。




ゴルフコースには心を揺さぶる景色であったり、賭けをすることを誘惑するハザードなどがある。
そのたびにクラブ選択で悩んだり、賭けに出たりすることを繰り返していると、いつまで経っても進歩しない。



例えば、林に打ち込んでも真横か損をしても安全にフェアウェイに出せるようになり、ムリをしなくなったら100が切れるようになった。



“ムリをしない”という“姿勢”をつくることができたからだと思います。
姿勢を崩さないというのは、プレーだけに限ったことではない。
むしろプレー以外の方が姿勢を保つことが難しいと私は思う。



私の例でいうと、ゴルフコースで目にしたゴミは絶対に拾うと決めています。
次打地点へ移動する途中に、プラスティックのマーカー、プラスティックの鉛筆、タバコのフィルターなどが落ちている。



ゴミは拾うと自分で決めているのに、トラブルショットの後にゴミが視界に入ってきたとき、一瞬見ないふりをして2~3歩進んでしまうことがある。



「自分で決めたゴミを拾うという姿勢を崩してしまうぞ!」
もう一人の自分が心の中で囁く。
そして戻ってゴミを拾う。



自分は絶対に目土もすると決めている。
しかし、深いラフにボールがある場合はクラブだけもって、目土袋を持たずにいってしまうことがある。



またもう一人の自分が心の中で囁く。
「自分で決めた目土をするという姿勢を崩してしまうぞ!」
「ゴルフルールにフェアウェイとラフの区別はないぞ!」



グリーン上でもピッチマークを見ると同じことを思ってしまう。
練習でもこんなことがある。
3ヵ月間、9番アイアン1本で練習すると決めたにも関わらず、5番アイアンやドライバーを打ってしまった。




そこには5番アイアンやドライバーで打った球が遠くへ飛んで行く快感が誘惑となった。
姿勢を崩してしまった(><)



“姿勢を崩さない”
私は極力努力をしているつもりだが、姿勢を保つのは8割とか9割ではダメだと思っています。



100%保ってはじめて“姿勢”と呼べるのでしょう。
自分では気がつかない10%の緩みをなくすために、
私は日々の生活で姿勢を崩さない練習を積み重ねています。



最終ホールをパーで上がれば70台のスコアが出るティショット!
微妙に傾斜はあるが入ればベストスコア更新の50cmのパット!



自分の姿勢を崩さないでいればこそ、こんな場面で迷いなくいつもと同じプレーが自然にできるようになる気がします。

ki銀次郎