2010年7月13日火曜日

中嶋常幸(子育ての成功例は限りなく少ない気がする)

中嶋常幸プロ~

親になり今日に至るまで子育てではたくさんの失敗をしてきた。
誰でも親を経験してから親になるわけではない。
授かった子供も個性が違う。一度でも親を経験していたら、もっとこうできたのに・・・・・と思う親も少なくないと思う。

中嶋常幸プロは、父親に対して口答えは有り得ない。
絶対服従!返事が無いだけで正座に体罰に強制トレーニング、母親や弟まで被害が及ぶそんな父親に育てられた。

一方通行の親に育てられた子供は、自分の子供にも一方通行になるのかもしれない。
愛されて記憶もない貧しい人間になってしまうのだろう。

親父は良かれと思って拳を振るったのか、ただ自分勝手を通したのか解らない。
死んだ父から聞くことはできない、そのことが辛い。
信じたい「不器用だが良かれ」と思ってのことだと。

死に際に会えていれば、
「お父さんありがとう」「常幸ありがとう」その一言で全てのわだかまりが消えるのに・・・・・せめて目と目を合わせるだけで良かったのにと思う。

親父は愛していてくれたのか?答えにたどり着くには途方もない忍耐と努力が必要だった。
中嶋常幸がプロになり賞金王になったころ、親父はこんなことを言った。

「中嶋常幸は二度と現われない!何故なら中嶋巌(親父)のような人間は二度と現われないからだ」と自ずから発した言葉。

父なりに我儘(わがまま)に生きて、不器用に生きて、子供に恨まれ、それでも生きてくれた父をどうして責めることができよう。

僕も子供達に“魂”を残してあげられるだろうか・・・・・子供達に「ありがとう」を伝えたい。
別れ際に言えなかった言葉はボク達の間では再現したくない。(ALBA7月22日号より)

私はこの文章を何度読み返しても泣けてしまう。
私の親父もアニメ巨人の星に出てくる、星一徹みたいな親父でした。
自分の子供を愛していない親父など絶対にいない。

私が死んだあとで、もし息子がこのブログを読んでくれたらどう感じるのだろうか。
親父は息子を愛しているから厳しく接するのでしょう。
それが男という動物だから・・・・・・
ki銀次郎

1 件のコメント:

  1. 今、甲子園の地区予選真っ盛り!!
    球児が必ず口にすることが、”感謝”
    30年以上前の自分にはその言葉が出てこなかったが、今は父母やOB、地元に人達の協力が凄くなったから、指導者たちもそれを球児に教え込む必要が出てきたのでしょう。3年間、野球一筋に青春をかけてこれたのは、まず、両親でしょう。この機会に親は、良かった!!と感動をもらえることでしょう。なんとうらやましい。

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