一種目専心主義の盲点は、運動能力の発達が十全に行われない。
ジュニア養成の世界的傾向は、青年期に多種目のスポーツを経験させる。
プロゴルファーでは、ハードル選手だった樋口久子、岡本綾子と小林浩美ソフトボール、日陰温子はバレーボール選手だった。
一つのスポーツしかしていないと、練習の厳しさや楽しさが比較できない。
ドイツの高校サッカー部の練習は週に4日、日本は毎日、高校野球部の練習も毎日で朝練を行っているチームもある。
アメリカの大学のバスケットボールチームの練習量はきわめて少ないが密度が濃い。
外国の運動部は基礎体力づくりは個人の責任だから、早朝や昼休みにトレーニングルームにでかけて自分で自分を鍛える。
昼に雨が降れば、日本の学生選手は「このまま雨が降り練習が中止になればいいなぁ」思い、外国の選手は「雨雲の切れ間を待ち望む」ようになるのである。
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