2009年11月9日月曜日

少年野球(深いい話し1)

私は少年野球部の監督をさせていただいています。

現在6年生(入部当時4年生)のA君が、入部する際の両親との約束に
『ユニフォームの洗濯と、昼食のおにぎりは自分で作る』という約束して入部して来た。

ある日そのA君は、自分で作ったおにぎりを机の上に忘れたという。
監督の私におにぎりを忘れたことを言えないでいた。

おにぎりを忘れたことを他の子が私に教えてくれました。
私は自分のおにぎりをその子にあげました。

翌日そのA君は私に、
『監督きのうはおにぎりありがとうございました』と言って、
私のために自分で握ってきたおにぎり2個を差し出しました。
海苔もついていない梅干一つがポツンと入ったおにぎりでした。

私は『ありがとう』と言って受けとりました。
おにぎりを眺めながら口へ運ぼうとすると、おもわず涙がこぼれてきてしまいました。

子供達には涙を見られないようにおにぎりを食べました。
のりも巻いていない梅干一つだけが入っているおにぎりに、私の涙の塩分が混じった
世界一おいしくて、一生忘れることのできないおにぎりになりました。
ki銀次郎

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