2017年5月17日水曜日

神戸発 ありがとう! 未来で輝くための方程式

神戸発    ありがとう!
未来で輝くための方程式



『声を大にして全ての人に言いたい“感謝”が人を大成させる』

古市プロは2000年、当時59歳、史上2番目の年長でプロテスト合格。
1995年、1月17日の朝方、凄い地鳴りとともに私たち家族、そして神戸を阪神大震災が襲いました。
あまりの衝撃に日本全体が壊滅した、と頭をよぎったほど。
そして私たちが住む神戸市長田区は、一軒の家から出た火災により、街全体が全焼。この世の地獄絵を体験しました。


何回も車上荒しにあったことがあったから、普段は車のトランクにキャディバッグを入れておくことはあれへんかったんですが、奇跡中の奇跡。

たまたま駐車場が変わり、車が火災から奇跡的に逃れた・・・。
全てのものが焼けた中、唯一残ったのがキャディバッグやった。

神様に『お前はこれからゴルフでいきなさい』と言われたようやったんです。

災害を体験し、命とキャディバッグが助かった奇跡に感謝をして、友人の勧めもあり一念発起してプロテストに挑んだ。

1800人、13日、234ホール、最終テストはセントラルゴルフクラブ、嵐の7300ヤードを戦い抜いて、50人の枠の中に収まる・・・。



才能も努力も若いプレーヤーには到底追いつかない、飛距離は220ヤードでパーオンさえもままならない、このおっさんがなぜ、プロテストに合格できたかわかりますか?

一緒に受けプロテストに合格したの同期生は、星野英正、宮里優作、小田孔明とそうそうたる顔ぶれの中で59歳の古市プロが合格できたのには、古市プロにしかない絶対的な力があったからだという。

才能+努力+運で勝利を掴むことが人間の一般的な方程式やとする。

しかしその方程式では私に勝ち目は到底あれへん。才能だって若き有望プレーヤーが10やとしたら私はせいぜい3がええとこ。

努力やって同じや。
金もない時間もない私が練習量で勝てるわけあれへん。

しかし、運というのは人間全てに与えられたフェアなもんやと思う。
運というのは人間死なないとその行いが良かったかどうかもわからへんもんや。

では私が若き有望なプレーヤーたちになんで勝てたかと言えるか、それは震災を経験し、芽生えた感謝の心なんや。

若きプレーヤーは才能10×努力10、そして最後に感謝の心が0.5しかあれへん。

それに対し私は才能3×努力3、そして感謝の心が10で、逆転できるんや。
この感謝の心が力となる奇跡の方程式、才能×努力×感謝力は人間誰しもに確実にハマると私の経験則から思っている。

人は感謝力がその人の力の源となるんや。感謝のない奴は絶対に大成せえへんねん。

震災の前はプロになるとも思うてなかったし、僕自身感謝をする人間やなかった。震災後プロになってからは、タイガー・ウッズとプロするという奇跡的な機会にも恵まれた。

そしてプロゴルフファーとして毎日を元気に送れている信じられない奇跡、全て震災を境に感謝とともに変わった人生なんや。

人は歳を取っても情熱と経験、そして感謝力で輝いていける。未来で輝いているか、どうかは感謝力が決めつけるんやと、心のどこかに置いて行動してみてください。

きっと目の前の世界観が変わり、周囲のあなたを見る目も変わってくるはずです。
古市忠夫

(><)
震災の一年後の春、ゴルフをした帰り道で満開の桜を見た古市さをは震災で亡くなった仲間を思い、涙が溢れて止まらなかったそうです。

ゴルフができる幸せに感謝、だから古市さんはゴルフをしながらいつもごみを拾いながらプレーしています。

古市さんの行動を見ていると、人間諦めたらいけないんだなぁ~と勇気づけられます。私も感謝の気持ちを持ってゴルフに望みたいと思います。
Ki 銀次郎

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