2017年4月13日木曜日

正しいナプキンのマナー




格式のあるレストランなどに行くと、用意されている「ナプキン」。しかし、普段から行き慣れている人でないと、正しい使い方はわからないかもしれません。

 オトナンサー編集部では、徳島県の阿波観光ホテルで「洋食のテーブルマナー講座」を定期開催している、「FASY MANNER徳島」のマナー講師、川道映里さんに聞きました。
手に取るのは、最上位の人の後に
 川道さんによると、そもそもナプキンは、洋服が汚れないように膝にかけたり、口などをふいたりする時に使うものです。

 レストランでテーブルに着席したら、ナプキンをすぐに膝へかけるのではなく、そのテーブルで最上位の人が手にしてから自分も手に取るようにします。接待の場合は、取引先の役職上位の人が最上位です。逆に自分が最上位の場合、早く取らないと周りがナプキンを使用できないため、できるだけ早く取るようにします。

 なお、着席後に乾杯がある場合は一般に、乾杯が終わるまでナプキンは取らなくてもよいとされています。

 ナプキンは「二つ折り」にして、山になっている側をおなか側に向けてかけます。45センチ四方以下の小さなものであれば、広げたまま膝(太もも)の上に。口をふく際は、二つ折りにしたナプキンの左上裏を使うと汚れが表から見えにくくなるほか、衣服を汚さずに済みます。

 食事中に中座する場合は、ナプキンは軽く丸めていすの座面に置くようにします。いすの背もたれにかける人もいますが、海外ではそのようなことはしないようです。

「食事を終えて帰る時はきれいに畳まず、軽く丸めてテーブルの上に置くのがマナーです。これは『おいしかった』『満足した』というサインになります。きれいに畳むと『料理が口に合わなかった』『サービスに不満がある』などのサインになります。これも海外では気をつけましょう」(川道さん)

※参考文献:「超一流のビジネスマンがやっているすごいマナー」(西出ひろ子著)

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