2016年10月3日月曜日

歴史を変えた最強アマ 17歳畑岡奈紗 全米女子オープン優勝と東京五輪金メダルを目指す

国内女子メジャー第3戦◇日本女子オープンゴルフ選手権競技 最終日(2日)◇烏山城CC 二の丸・三の丸コース(栃木県)◇6506yd(パー71)で開催されました。

女子ゴルファー日本一を争う日本女子オープン選手権で、アマチュアとして初めて茨城県笠間市出身のルネサンス高(同県大子町)3年、畑岡奈紗(17)が頂点に立ち、大会最年少優勝記録を大幅に塗り替えるという快挙。
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最終18番(パー4)で会心のバーディーを奪った畑岡が右手でガッツポーズ。キャディーを務めた母、博美さん(46)も右拳を突き上げた。

最終組から4組前でのラウンド。畑岡がこの時点でトップ(4アンダー)の堀琴音に並ぶにはバーディーを奪うしかなかった。残り145ヤードの第2打はピン上4メートル。コース設定者が「究極のピン位置でタフ」と評した難しい下りのフックラインを「入れたら優勝のチャンスはある」と見極め、中央からカップにねじ込んだ。

その後、優勝の知らせが舞い込む。指導を受ける中嶋常幸プロと抱き合い、涙をこぼした。「逆転できる位置にいたので、できればとは思ったが…。自分でもびっくり」。アマでは史上初の快挙に浸った。ゴルフ練習場に勤める母に勧められ、11歳からゴルフを始めた。158センチと上背はないが、ドライバーの飛距離は平均250ヤード。「ショットでピンを攻めていく」師匠の中嶋プロを模範にした豪快なゴルフで成長を遂げた。

2015年から世界ジュニア選手権を2連覇。この日も日の丸の入ったウエアを着用したようにナショナルチームに選抜されて世界を舞台に戦うことで米ツアーへの志向が強くなった。現在、来季の出場権を懸けた予選会(QT)に挑戦。今回の優勝で国内ツアーにプロとして単年登録できるが、「できれば米国でやりたい」と意欲をのぞかせる。

今後の目標について「全米女子オープン選手権の優勝と2020年東京五輪での金メダル」ときっぱり。米航空宇宙局(NASA)にちなんで「奈紗」と名付けられた“勝みなみ世代”の17歳が、歴史を変える勝利をものにした。(産経新聞)

2年前の日本ジュニア選手権決勝で、勝みなみに大逆転を許して優勝を逃した。昨年10月の樋口久子Pontaレディースでは2日目まで首位を守りながら最終日にスコアを伸ばせず7位に終わった。

今年6月の日本女子アマ選手権では、3日目を65で回って2位に浮上したが最終日で一歩及ばず2位だった。「これまでの悔しい経験を、この大会のラウンドに生かすことができた」。その成果は、国内最高峰の大会で見事に結実した。【熊田明裕】

小学時代は男子に交じって野球を続け、二塁手で活躍。11歳からゴルフを始めて、中学では「下半身が鍛えられるように」と陸上部に入った。茨城県大会にも出場するなど、運動神経に恵まれた。

2012年から中嶋常幸が主宰するゴルフアカデミーに入門し、基礎を学んだ。今年4月からは「ゴルフに集中できる環境を求めて」と通信制の高校に転入した。

現在、練習は、茨城・宍戸ヒルズCCの受付で働く母・博美さん(46)とともに行っている。高校卒業後、同CCに就職し、ベストスコア81の母と切磋琢磨している。地元のホームセンター「山新」に勤務するサラリーマンの父・仁一さん(51)も海外でのスポーツイベントを観戦しに行くなど、スポーツ一家だ。

そんな両親に育てられた畑岡は、自分のプレースタイルについて「ショットでピンをガンガン攻めていくゴルフ」と強調。平均飛距離250ヤードのドライバーと正確なアイアンが武器だ。2015年、16年の世界ジュニア選手権連覇など力をつけていった。憧れのプロは宮里藍。

「ヒルズゴルフトミーアカデミー」で畑岡を指導している中嶋常幸(61)は「よく頑張ったな」と愛弟子をねぎらった。

前半は畑岡について歩き、9番終了後に「後半も頑張れ」と“グータッチ”して送り出した。その後はもう一人の愛弟子・長野を応援したため、勝利の瞬間は見逃したが「18番でバーディーを取るなんて持っているね。合宿で鍛えてきたけど予想以上のことをやってくれた」と目を細めた。

 中嶋は「世界で活躍できる次世代ゴルファーを育成したい」との思いから12年にアカデミーを設立。年4回の合宿を実施してきた。「5年以内に日本ツアー優勝、10年以内に海外ツアー優勝」の目標を掲げてきただけに「一つ目標を達成できた」と満足そうに話した。

畑岡は1期生。300人以上が応募した入門テストでは技術的に目立つ選手ではなかったが、身体能力の高さを評価され24人の合格者に入った。

 入門当初は「普通の女の子だった」。しかしすぐに頭角を現した。第1回合宿でチーム戦のプレーオフを行った時、畑岡を代表に指名した。中嶋は「最初はおどおどしていたのに途中で目が覚めたように変わった。戦いを楽しんでいた。当時から集中力が凄かった」と振り返る。合宿終了後に選手がリポートを提出し中嶋が目を通す。畑岡は質の高いリポートを書く優等生だという。

 「スイングは素晴らしいし、悪いところを探すのが大変」と畑岡の素質の高さを認める中嶋は今後について「どんな道を選ぶかは本人が決めればいい。何かあればまた合宿に戻ってくればいい」と優しいまな差しを向けた。
畑岡は推薦出場が決まっているスタンレー・レディース(7日開幕、静岡)にはアマで出場する意向で、その後に単年登録するかどうかに関しては「まだ考えていない。両親と相談して決める」と話しており、決断が注目される。ただ単年登録しなくても今季最終戦LPGAツアー選手権リコー杯と、17~19年のワールド・レディース・サロンパス・カップの出場権は得られる。

 畑岡は来季の米ツアーの予選会(QT)にも挑戦している。既に1次予選会を通過し今月17日から開催される2次予選会に出場する。「米国でシードが獲れたら1年は米国でプレーしたい」と米ツアー挑戦を優先する意向を示した。
スポニチ

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今大会3日目トップにいた長野未祈も「ヒルズゴルフトミーアカデミー」の生徒のようですね。

早々にゴルフが上手くなりたければ「ヒルズゴルフトミーアカデミー」に行ったほうがいいかも知れませんね。

ki銀次郎

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