2016年1月29日金曜日

平常心のコツ(植西聰)

「乱れた心」を整える93の言葉
おだやかな人生を生きたいあなたに。
植西聰





~怒りたくなった時こそ、「ありがとう」と言ってみる~

◆「ありがとう」という言葉で、自分の気持ちを落ちつける

身近な人との付き合いの中で、ついカッと頭に血が登ってしまうことがあります。そこで感情的になって怒ってしまう人もいるでしょう。しかし、怒りの感情ほど、人の平常心を乱すものはありません。


カッとなってしまった理由がどうであれ、いったん怒りの感情に火がついてしまうと、その後何日間もイヤな思いを引きずることになります。


また自分自身を怒らせた相手を、「どうやってこんどはギャフンを言わせてやろうか」といった思いにとらわれてしまって、本当は最優先にやらなければならないはずの大事なことが二の次なってしまいます。


ですから、たとえ頭に血が登るような出来事があったとしても、そこで声を荒げるようなまねはしないほうがいいと思います。
怒りを静める、いい方法があります。


それは頭に来た相手に、「ありがとう」と感謝の言葉を言う、ということです。


頭に来るイヤミを言ってきた相手に「いいこと教えてもらって、ありがとう」と言ってみるのです。
約束したことを守ろうとしない相手に、「あなたには、いつもお世話になっていますね。ありがとう」と言ってみるのです。


「ありがとう」という言葉を口にすることで、気持ちもおちつきます。怒りの感情が静まります。


言いたいことがある時には、その上で、
「でも、その点はもう理解しているから、それ以上言ってもらわなくてもいいよ」
「先日約束したことも、よろしくお願いしますね」
と言えばいいのではないでしょうか。


まず初めに「ありがとう」と言っておくことで、心を乱すことなく、平常心で言いたいことを相手に伝えられるでしょう。
植西聰


(><)
このような文章を読んで「ああなるほど」と思うのであれば、何があっても“怒らない”“大声を出さない”と腹をくくってみてはいかがでしょう。
それくらいの強い決心がないと、いつまでたっても怒ってしまう自分と向き合うことになるでしょう。
わたしもここだけは意識して生活しています。

ki銀次郎

0 件のコメント:

コメントを投稿