2012年10月1日月曜日

日本女子オープンゴルフ選手権競技(2012)


横浜カントリークラブで日本女子オープンが開催されました。
家が近所なので6時に行きましたが、開場は6時30分でした。
台風17号が千葉県沿岸を通過するというので、試合への影響が心配され競技スタートを1時間早く始まりました。

3日目までトップTと、間違いなくトーナメントを引っぱってきた木戸愛プロのバンカーショットです。
バンカーショットですら、カップを中心に半径1m以内に球は集まっていました。これがプロの技なのですね。

私は7時から13番ホールに待機をして、ここで全選手のドライバーショットを見ることにしました。

今回のセッティングはラフの長さが150mm、ラフに入れると+0.5打を覚悟しなければなりません。
このホールはFWが狭く、ドライバーを打つ選手と3Wを打つ選手がいました。
特に3Wの球は、ヤニ・ツェンとO・サダヤバンポット選手の球は別物でした。体系や歩き方は2人ともそっくりでした。
このホールは飛球線上に高圧電線がぶら下がっており、60人中5~6人の選手が電線に当って打ち直しをしていました。




ここで全選手のティーインググラウンドでの初動作を観察していて一番感動したことがあります。
最近の選手はアドレスのときに専属キャディーを真後ろにつけて方向を確認したり、風向きもキャデイーに聞く選手がほとんどです。
ベテラン45歳、斉藤裕子選手はティーインググラウンドに上がるやいなや、芝をむしって飛ばし、木々の葉の揺れ具合、そして雲の流れを真剣な眼差しで観測していた仕草を忘れることができません。
斉藤プロ、このときすでに9オーバー!決してあきらめない、職人でいうならどんな仕事も手を抜かないという精神だと思います。
ゴルフは全てが自己責任、自分の感覚を優先して情報を確認している斉藤裕子選手はとてもかっこよかったです。(この行動は60人の選手で斉藤プロだけでした)

結果はフォン・シャンシャン23歳の優勝!賞金は2800万円、前日まで頑張った木戸愛22歳は途中ダブルボギーも叩いて9オーバーの24位、賞金は約100万円。
この2700万円の差は技術の差ではなく、『心』の差なのだと思います。
サマンサタバサで初優勝し、この大会でトーナメントを引っぱり、注目を集めた木戸愛は、間違いなく強い選手になってくれることを期待しています。
この大会を何かのきっかけにして、私は来年アメリカツアーへ参戦してほしいと思いました。
木戸ちゃんガンバレ!

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