2014年8月29日金曜日

スコットランドの名伯楽、ボブ・トーランス

“ボブ爺の教え”

      (週刊ゴルフダイジェスト No.33)

わたしが考えるゴルフには2つの“最上階の部屋”がある
ボブが欧州の選手たちにアドバイスしたコメントや自身のスウィング理論について190ページに渡って綴った著書がある。
「ルーム・アット・ザ・トップ」
直訳すれば“最上階の部屋”ということになるが、このタイトルにはボブのゴルファーに対するメッセージが込められている。



そのひとつは、「最上階の部屋」、つまりゴルファーとして高みを目指せということ。



もうひとつが、「スウィングの頂点であるトップにゆとりを持たせる」こと。
トップで上半身に余裕があればあるほど、より良いタイミングで振り下ろすことができる。



また、ダウンスウィングがより良いリズムでできればできるほど、よりよいプレーができる。



ルーム・アット・ザ・トップには、ボブのゴルフに対する考えと、
スウィングの大事なポイントの2つの意味が込められているのだ。


『いいタイミングでクラブを振り下ろすには“トップでゆとり”が大事だ』



(1)             悪いライ

“ヘッドを鋭角に入れればライの影響を受けずにすむ”


【深いラフ】
フェースを開きヘッドを上から入れる
深いラフに入った場合は、フェースを右に向け、開いて構えなければならない。
なぜなら、ボールを打つ過程で、クラブヘッドが芝の抵抗を受けて左にターンするからだ。
あとは、芝に負けないようにリーディングエッジからボールに対して、鋭角に入れればいい。





【ディボット跡】
リーディングエッジから打ちこむ
ディボット跡にあるボールを打つ場合もクラブを鋭角に入れるのは同じだ。
バウンスは使わず、リーディングエッジから打ちこむ。




ボールを右足寄りにセットし、ハンドファーストに構え、クラブを鋭角に入れる準備を整えておくことが大切だ。



テクニックを覚えたら、あとは勇気を持って実行すること。
中途半端に打っていいことは何もない。



(2)             パッティング
“体の力みがとれればとれるほどヘッドの動きがよくなる”
「パットに型なし」と昔からいわれてきたが、型はなくてもパターヘッドの動きをスムースにすることは大事なことだ。
そのために力みは禁物。





パットは基本的に足を止め、肩や胸、腕だけでストロークするもの。
しかし体全体はリラックスして肩に力みのない状態にしなくてはならない。
ヘッドがテンポよく動き、フォローに向かってスムースに出ていくように。



次に大事なポイントは、ヘッドを低く上げて高く出すこと。
フォローで振り子のように自然に高く出ていくようにストロークすると、ボールに順回転がかかり、転がりがよくなる。



ボールにオーバースピンをかけるのが、カップインの確立を高めるいちばんのポイント。
オーバースピンをかけるには、球をつかめるのも大事なポイント。



ヘッドの開閉を使わずややアウトサイドに出す



(3)             できた気になって練習場を去るな!実は、まだ何もできていないのだから。


【長い距離のバンカー】
砂を薄くとるにはフェースを少し右に向ける。
フェースを開けばバウンスを効かせることができるので、
砂が薄くとれる。



【リズム】
グッドリズムはストロークをよくする特効薬
スウィングにクセがあっても、リズムさえよければ、結果は大概いいものだ。



【パッティング】
パットの調子が悪くなったら片手で練習するといい
片手の力だけではヘッドがブレてしまうので、
肩と胸の力を使うようになる。



【ターフ】
あなたのスウィングタイプはターフ跡を見ればわかる
アウトサイドインに抜けていたら腕主体、
インに抜けていたら体主体ということ

(><)
パターのところで、
「ヘッドの開閉を使わずややアウトサイドに出す」
と書いてありすが、イン・トゥ・インは聞いたことがありますが、



パターのレッスンで「アウトサイドに出す」という表現は
あまり見たことのない表現だったので取り上げてみました。


パターって本当に難しいですね!
ki銀次郎

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