2013年2月26日火曜日

『正しいゴルフの伝承』


昨年9月にロイヤル・エンシェント・ゴルフ・クラブ・オブ・セントアンドリュースの新キャプテンに就任したピエール・ベッシュマン氏


「正しいゴルフのあり方を守り、伝え、広める。
USGAの元会長でロイヤル・エンシェント・ゴルフ・クラブ・オブ・セントアンドリュースの歴代キャプテンでもあったビル・キャンベル氏とのラウンド中の出来事です。


ホールマッチで戦っているとき
14番ホールのフェアウェイでキャンベル氏が突然ボールを拾い上げて私に言ったのです。


「このホールは君の勝ちだ。いまアドレスしようとしたらボールが動いた」


ベッシュマンは尋ねました。
「アドレス前だし、風の影響ではないのですか?」


キャンベル
「そうかもしれない。でも君は、そう断言できるかね。もし私がボールの近くに立っていなくても、それは動いたと思うかね」
ベッシュマン


「イエス、とは断言できません」


キャンベル
「そうだろう、どちらとも判断できないことが起こったら自分に不利な裁定になる道を選択する。それがゴルフさ。だからこのホールは君の勝ちでいいんだ」



現在はルールが一部改正されて、自然現象によってボールが動いてもペナルティーの対象とはなりませんが、私がここで言いたいことは、誰もがゴルフを心から愛し、正しく理解するゴルファーであっていただきたいということです。
正しく次の世代にゴルフを伝えていくことも大切なことです。
(ピエール・ベッシュマン)

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