2016年11月21日月曜日

現代の矛盾を表した「ジョージ・カーリン」の言葉が刺さる。

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ビルは空高くなったが、人の気は短くなり
高速道路は広くなったが、視野は狭くなり
お金を使ってはいるが、得る物は少なく
たくさん物を買っているが、楽しみは少なくなっている。

家は大きくなったが、家庭は小さくなり
より便利になったが、時間は前よりもない。

たくさんの学位を持っても、センスはなく
知識は増えたが、決断することは少ない。

専門家は大勢いるが、問題は増えている
薬も増えたが、健康状態は悪くなっている。

飲み過ぎ吸い過ぎ浪費し、笑うことは少なく
猛スピードで運転し、すぐ怒り、
夜更かしをしすぎて起きたときは疲れすぎている。


読むことは稀で、テレビは長く見るが
祈ることはとても稀である。

持ち物は増えているが 
自分の価値は下がっている。

喋りすぎるが 
愛することは稀であるどころか憎むことが多すぎる。

生計のたてかたは学んだが、人生を学んではいない
長生きするようになったが、長らく今を生きていない。

月まで行き来できるのに、近所同士の争いは絶えない
世界は支配したが、内世界はどうなのか。

前より大きい規模のことはなしえたが 
より良いことはなしえていない。

空気を浄化し、魂を汚し、原子核を分裂させられるが 
偏見は取り去ることができない。

急ぐことは学んだが、待つことは覚えず
計画は増えたが、成し遂げられていない。

たくさん書いているが、学びはせず
情報を手に入れ多くのコンピューターを用意しているのに
コミュニケーションはどんどん減っている。

ファストフードで消化は遅く体は大きいが人格は小さく
利益に没頭し、人間関係は軽薄になっている。

世界平和の時代と言われるのに、家族の争いはたえず
レジャーは増えても、楽しみは少なく
たくさんの食べ物に恵まれても、栄養は少ない。


夫婦でかせいでも、離婚も増え
家は良くなったが、家庭は壊れている。

忘れないでほしい、愛するものと過ごす時間を
それは永遠には続かないのだ。

忘れないでほしい、すぐそばにいる人を抱きしめることを
あなたが与えることができるこの唯一の宝物には、1円たりともかからない。

忘れないでほしい、あなたのパートナーや愛する者に「愛している」と言うことを、心を込めて。
あなたの心からのキスと抱擁は、傷をいやしてくれるだろう。

忘れないでほしい、もう逢えないかもしれない人の手を握り、その時間を慈しむことを。

愛し、話し、あなたの心の中にあるかけがえのない思いを分かち合おう。
人生はどれだけ呼吸をし続けるかで決まるのではない
どれだけ心のふるえる瞬間があるかだ。

ジョージ・カーリン
George Denis Patrick Carlin1937512 - 2008622)は、アメリカ合衆国コメディアン
放送禁止用語を多用して、アメリカ合衆国の政治や社会を痛烈に批判する笑いで人気を博した。また、子供向けテレビアニメーション『きかんしゃトーマス』の米国版ナレーションを、第1シーズンから第4シーズンまで担当。1990年代に放送されていた『きかんしゃトーマス』の親番組『Shining Time Station』では、リンゴ・スターに次ぐ二代目駅長として出演した。


(><)
得るものがあれば必ず失うものがあるということだろうか。ふだん生活をしていて「震える瞬間」というものは、なかなか得られるものではありません。

しかし、得る方向へ向かうのは自分の行動しだいではないだろうか。元気を出して、笑顔で生活していれば、そのうち「震える瞬間」にぶち当たると思います。震える瞬間を掴んだら、離さないということも人生には重要なことだと感じています。

ki銀次郎

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