2016年11月14日月曜日

図解 ゴルフ百講  赤星四郎(校閲)長濱松二(著)

ボビー・ジョーンズが年間グランドスラムを達成した翌年、1931年に発売された日本初の本格レッスン書。
85年経った今も、その教えはゴルファーの心に響く




◆手首の働き

ドライブに、非常な力を付けるには、如何したら良いか、グリップを明らかにせねば解決できない。


鎚で釘を打ちこむ練習をしてみる。
必ず手の甲を上向けて鎚を握り、円を描いて、スウィングし、手首の最大力を発揮して鎚の先を釘にたが違わぬ様に打ち付けねばなるまい。


次に手の甲を釘の方向へ向けて鎚を握り、これを試して見る。必ずや打ち込む力は殺かれ、見当さえ中々付き兼ねるであろう。




ゴルフクラブのグリップは丁度鎚を右肩の上から降す積りの握り方でなければならぬ。唯ゴルフは、左手の主要運動ではあるが、最後の打撃には、特にロングヒットに於て、右手の助打が必要だから、両手首が相対持し、双方の働きが、一致せしめられねばならぬ事を記憶して置く必要がある。


Driving like hitting Nail.

ドライブは釘を打つことに似ている。

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