2012年8月20日月曜日

済済黌vs鳴門高校(甲子園大会)

今年の甲子園で、ふだんは見かけないプレーを眼にする機会に恵まれた。
済済黌の攻撃、ワンアウト、ランナー1塁、3塁。バッターから放たれた打球は、ショートライナー!



3塁ランナーはバッターが打つと同時にスタートを切ってホームインしていた。
ショートライナーを取った選手は、ランナーがスタートを切って離塁していた1塁へ転送して3アウト!


しかし、3アウト目の1塁への送球を遊撃手はゆっくり行っており、ボールが1塁に到着する前に、
3塁ランナーがホームインしていた。このプレーは、外野フライのタッチアップのときにアウトをアピールするアピールプレーなのだ。


鳴門高校側からアピールがなかったために得点が認められ、電光掲示板には「1」の数字が点灯し、スタンドがざわめいた。
その後でチーフアンパイヤからマイクを通じて説明があった。



熊本県代表の済済黌は、真の文武両道を目指す学校で、偏差値も70以上の学校である。
問題なのは、ルールを知り尽くしていた済済黌の指導者は、事前にこのアピールプレーを選手に練習させていました。



素晴しいですね。勝ちたいという執念がここえたどり着いたのではないでしょうか。
一方ルールを知らずアピールプレーができなかった鳴門高校の指導者は、ルールを知らずに指揮をとっていたことを露呈していまう。



技術の前にルールを教えるのが指導者なのです。
世の中にはルールを知らないで、グラウンドで大声を出して優越感に浸っている指導者が多いような気がする。


ルールを知らないなら知らないなりの行動がある。それはこのようなケースになった場合は全ての場合、ボールを3塁に返球して全部アピールすることだ。



自分がルールを全て把握していないという「謙虚」さが備わっていれば、このような行動を毎回とるはずである。
指導者に「謙虚」さがなくなったら、指導者自信の成長はありえない。



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