2016年9月23日金曜日

中部銀次郎のゴルフ(体之巻)

自分なりに精神的な制約を取り除く方法を考え出す。
それが練習の真の目的であり、上達するひとつの方法だと思います。


練習場ではそういう訓練をする。
訓練していけば必ずその方法は見つかります。
ムダ球を打たない効果的な練習方法とは・・・・・
中部流の奥義、ここに完結。



~アイアンのどこで打っているんだ!?~


「お前、アイアンのどこで打っているんだ」
ある日、銀次郎が息子の隆に尋ねた。


当時、大学ゴルフ部で活躍中だった隆は、何を今さらと訝しく思いながらネックとトゥの真ん中あたりを漠然と思い浮かべ答えた。
「もちろん真ん中だよ」


銀次郎が質問の二の矢を放ってくる。
「フェース面はネックとトゥの幅だけじゃない上下の幅もある。お前の言う真ん中とはどこだ?」


隆は一瞬絶句した。フェースの上下のどこで打つのか、きわめて曖昧にしか考えていなかったからだ。父親の質問の深さがじわりと心にしみてきた。




アイアンとは下から2本目ないし3本目のラインで打った時のみ、適度なスピンを与え本来の高さに球を上げてくれるクラブなのだ。


その結果、ターゲットエリアを目指し、ピタリと止まってくれるのだ。すなわちアイアンの精度を上げたければ、常に下から2本目ないし3本目のラインでヒットするスウィングをマスターしなければならない。


隆は直ちに練習場でティアップした球をアイアンで打ち続けた。マットで打っていたのでは感じない1打ごとの違いがティアップしているとびしびし伝わってくる。


下から2本目ないし3本目で打った時の手応えと、それより上に当たってしまった時では雲泥の差があることが身にしみて理解できる。


やがて球の高さが揃うようになってきた。
心地よい打感を繰り返し味わうことが出来るようになってきた。


アイアンの上下の幅のどこで打つかを意識するようになって、隆は初めて“闘うボールが打てる”ようになったと感じた。
そして銀次郎の高みに僅かながら近づいた気がした。
中部銀次郎

(><)
50mm以上の高さのティにボールを乗せて打つと、打球を見ただけで芯に当たった球か、芯を外した球か直ぐわかる。

スコアラインの2本目ないし3本目で打つための練習はどうすればいいのだろうか?ティアップするだけなのか?そこを聞いてみたい。

i銀次郎

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