2016年9月23日金曜日

図解 ゴルフ百講 赤星四郎(校閲)長濱松二(著)

ボビー・ジョーンズが年間グランドスラムを達成した翌年、1931年に発売された日本初の本格レッスン書。
85年経った今も、その教えはゴルファーの心に響く

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◆ドライブ開始の諸説

ティ(Tee)に対しスタンスを取って、バックスウィングを、するに何所から始めるかの問題は、幾多の異説がある。


ミッチェルは腰の左滑動から始めよといい、ダンカン(Dancan)(註)は足裏の運動から起せと言うし、或は左手で、クラブを引く事からせよ言う人もあり、左肩からなせとも言う。


これら、すべて、それぞれの特長はあるが、普通一般の説は、肩と手首の働きを通して真直にした左手から起せとある。しかし、おおよそ、ゴルフは、クラブヘッドを球に当てるにある、だから、ボビー・ジョーンズは、バックスウィングは、身体の左側機官で起せと言う。


則ち左手、左足、左肩、左腰、それ等がすべて、同時に動作を起すにある。斯くて、これらは、球を打つ場合に、役立つ。
ボビー・ジョーンズの言が一番、穩当な説であろう。
【註】
ジョージ・ダンカン(George Duncan)は1883年生まれで、1920年 英国オープン選手権を獲り。当時、フォームの立派な事で、斯界を風靡した人。


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