2014年12月18日木曜日

井上誠一のコース設計論と攻略ルート

――コース設計の心得――
私は日本の美しい自然の中でのゴルフ場設計の仕事に誇りを持っている。
この一生涯の仕事が安易な妥協で無になってしまう。


「井上のコースはこの程度か・・・・・。」と言われる。
そう評価されない為にも自分自身で常に納得のゆく仕事を厳選してきた。

井上誠一




第三章 戦略性に富むパー4ホール

“パー4ホールの3つの顔”
18ホールのゴルフコースにはパー4が10ホールある。
251ヤードから470ヤードまでの広範囲にわたってのパー4ホールにはさまざまなスタイルがあり、設計上からも攻略面からいっても、大体3つに分けて考えることができる。



第一は、350ヤード辺までのドライブアンドピッチのホール。
第二は、430ヤード辺までのドライブの次にミドルアイアンの
フルショットホール。
第三が、それ以上の距離で第二打でウッドクラブのフルショットを必要とするものである。



第一の350ヤード程度までのホールは当然バーディを狙うべきホールであり、二打では、ピンの足が見えるようにしておかなければならない。
そのためにはこの範囲内のパー4で打ち上げのホールは避けることが望ましい。



また、打ち下ろしのホールの場合でも、二打のピッチショットをする際にダウンヒルのライであったのでは、ピンの足を狙ってのショットが難しく、これもかんばしくないわけだ。



ただ、このような場合、二打の位置でフラットな状態の個所が設けられているので、ドライバーでそこを狙うコントロールが必要になる。距離のないホールだからといって、ドライバーで力まかせのショットをして、グリーンに近づければよいといいきることができないものがあるわけだ。



また、人によっては、80ヤードのピッチショットよりも、100ヤードを9番アイアンでフルショットをしたほうが、ピンそばに寄るという人もいる。



いずれにしても二打でピンの足を狙いやすい状態にすることが、この場合の第一打の使命ということになる。
井上誠一


(><)
知っていたようで知らなかった内容ではないだろうか?
ホールの特徴を知っていればセカンドショットに臨むときの心構えがちがってくると思う。



コース戦略はグリーンから逆算せよと中部銀次郎さんも言っております。
コース戦略をもう少し探求したいと思っています。
ki銀次郎

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