2016年7月28日木曜日

入国から4時間後に練習ラウンド 西山ゆかりが辿り着いた夢舞台

28日(木)にイングランドのウォーバーンGCで開幕する「全英リコー女子オープン」に、西山ゆかりが出場する。34歳にして初めて辿り着いた海外メジャーの夢舞台に「本当に楽しみですよ」と笑顔で答えるなど心が躍る。

過密日程での出場も苦にならない。まさに、気分が乗っている証拠だろう。前週の国内女子ツアー「センチュリー21レディス」を終え、25日(月)に日本を発った。約12時間強のフライトを経て現地時間の同日午後1時に到着するや、ホテルに立ち寄ったあと午後5時から8ホールを回った。それでも「(疲れは)なぜか大丈夫なんですよ」と話す。

海外での公式戦は初めての経験。「昔から海外の試合は出てみたいと思っていた」と漠然と描いていた夢だった。中学では陸上、高校ではハンドボール部に所属し、18歳で静岡・朝霧CCの研修生になったため、ジュニア時代のゴルフでの遠征経験も当然ない。



昨年8月「meijiカップ」で初優勝を飾ると、今季も6度のトップ10入りなど安定感あるプレーを披露している。6月の国内ツアー「アース・モンダミンカップ」終了時点で賞金ランク12位だった西山は、同ランク上位5選手(有資格者を除く)に与えられる今大会の出場権が、上位陣の辞退によって繰り下がり、念願の切符を獲得した。

一緒に出場する若手のころから世界で戦ってきたエリート選手とは違う。「楽しみながらやっています。全英っぽい、リンクスコースも味わいたかったな」といたずらっぽく話す34歳は、ここに立てる喜びを誰よりも感じている。(イングランド・ウォーバーンGC/林洋平)

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こんな飾り気のない西山ゆかり選手を私はひそかに応援したい。
ki銀次郎

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