2013年11月7日木曜日

河井良二プロのブログ「誰でもシングルになれますよ」

(ルーティン)
脳神経が命令してから動作に現れるまで、約0.5秒から1秒近くかかるのですから、スイング(1秒半前後)の途中で考えること自体、そもそも無理な注文ですし、無理な注文をかせば連繋を失い、ばらばらな動きとなるのが関の山です。

したがって、うまく動かすことよりうまく動く準備が出来ているということの方が大切であり、ここにアドレスの重要性も意味があるのです。

(>_<)
私はこの文章を読むことで、“ルーティン”がいかに重要なものなのかを更に理解しました。
ミスショットは、準備段階で生まれているんですね。
ki銀次郎


(スタンス)
私は、肩幅よりも各人の歩幅程度がその基準、その人にとって最も自然な幅(スタンス)、フットワークに最も都合のいいスタンスであると思っています。

(>_<)
スタンスは“肩幅”がいいとか、“軽くジャンプして着地した幅”がいいということは聞いたことはありますが、
“歩幅がフットワークに最も適している”という表現ははじめてでした。
とても説得力があります。


(グリップ プレッシャー)
クラブヘッドを地面から30センチほど浮かしたところでグリップを決めることです。

そこがヘッドの重みを一番に感じるところなので、
反射的にヘッドの重さにあった力で握ることになります。

これがクラブを握るのに最も都合のいい握力でもあるのです。
初心者はよく右手を殺すことを考えたり、教えられたりしているようですが、右手は利くことが悪いのではなく、邪魔することが悪いのです。

いくら右手を殺していても、握り方が悪ければ邪魔します。
また、右手で打てともいわれますが、右手は握っただけで十分に利いているのです。

試しに左手だけでクラブを振ってから次に右手の指をまず二本クラブに添え、それから三本、四本と増やして振ってみてください。

指が一本増えただけでいかに効くものであるかがはっきり分かるでしょう。

(>_<)
クラブを30cm浮かしたところ・・・・・確かに人間は物を持つときに、その物の長さ、重さにあった力で握っていますよね。
つま楊子をつかむときに、10kgのバーベルを持つ力ではつまみませんよね。
ki銀次郎



(握る物の太さで決まる握る場所)
あなたは太い物(例えばバット)を握る場合、どこで握りますか?
主に手で握っているはずです。また、細いもの(例えば鉛筆)は主に指で握るでしょう。

つまりどこで握るかは握る太さによって決まってしまうのです。
クラブのグリップ程度の太さの物は、指の付け根のところで握るのが一番自然で、そこが最も握りやすく、締まりやすいところなのです。


(グリップに共通した傘の握り方)
折り畳み傘を下げている人の手の形を見たことがありますか?
握っているものが傘なのですから、グリップ同然とはいえませんが、よく似ていることは確かです。

クラブでも結構、垂直に立てた野球のバットの握り方(垂直になっているものを握る自然な握り方)で軽く握って、先端の重みに任せて下に降ろしてください。

人差し指は自然に鍵形になるでしょうし、親指と人差し指は柄をつまんだ形となり、V字形の形をとるでしょう。

そして先端の重みを手首に近いところで支えているのを感じるでしょう。これが斜めの物を握った時の自然な形(握り方)なのです。

グリップの握りにはオーバーラッピング、インターロッキング、ベースボールなどのタイプがありますが、それぞれ長所があれば短所もあるといったもので、どれが一番いいということは一概には言えませんが、オーバーラッピングが最も一般的なスタイルといえるでしょう。

左右の親指と人差し指の間のV字形は、右肩あるいは顎を指すといわれていますが、これも実際は各人様々ですし、こだわればそれこそV字形のためのV字形で終わってしまいます。

こうしたことは確かに目安となるでしょうし、とっつきやすいので歓迎されますが、単に一つの目安(方法)であるべきものが、“そうしなければいけない”ものと(理論化)されている例は非常に多く、逆にプレーヤーを縛る結果になっています。
局部にとらわれ大局を見失えば、なにもなりません。


(>_<)
河井良二プロのこのような文章表現は素晴しいと思います。
私も日々ブログを更新しており、言葉の使い方や表現には注意をはらっています。
文字だけで技術を伝えるということは非常に難しい、河井良二プロが、福井康雄プロの教えを少しでも広めたいとブログを書いたという気持ちが十分に伝わってきます。
とても貴重なコーチングなので、私の頭の中でも大切に保管しておこうと思います。

ki銀次郎

河井良二プロのブログ「誰でもシングルになれますよ」より

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