2016年8月16日火曜日

◆五輪でやったこと、ゴルフでやっていること

オリンピック選手に聞きました。
ここ一番のプレッシャー、どうやって乗り越える?



~心技体の充実こそベストパフォーマンスへの道~

室伏重信(ハンマー投げ)

僕は41歳までハンマー投げの選手として現役を続け、その後は指導者をしてきました。スポーツには「心技体」の調和が大切とよく言われます。

ご存じだと思いますが、“心”は精神、“技”は技術、そして“体”は体力。どれがかけても運動ではアンバランスが生じます。ゴルフはハンマー投げと同じで、動きや技術をつかむまでに練習が必要です。



しかし、つかんだ技術も時として、崩れてしまうこともしばしば。だから選手は日々練習を重ね、フォームをよりよいものに改良していくのです。

ただし、これは技術だけの問題ではないこともあります。練習や試合での集中力、筋力や疲労の問題、精神的な問題・・・・・など様々です。

ゴルフでの緊張感。「心技体」が充実していると、緊張していても前向きに普段通りの動きがきっとできるはずです。

完璧なコンディショニングをするのは難しいかもしれません。でも、ゴルフの日程が決まったら少しでも疲労を貯めないようにするだけで、心や体が充実して、日頃ラウンドして感じるストレスや緊張感が和らぐことはあるはずです。

僕自身はゴルフを始めたのが46歳と遅いので、ラウンドで大きくスコアを崩しても“運動生理学から考えると神経系統の訓練は若いほどいいから”と割り切っています。

室伏重信

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