2016年8月5日金曜日

中部銀次郎のゴルフ(体之巻)

自分なりに精神的な制約を取り除く方法を考え出す。
それが練習の真の目的であり、上達するひとつの方法だと思います。


練習場ではそういう訓練をする。
訓練していけば必ずその方法は見つかります。
ムダ球を打たない効果的な練習方法とは・・・・・
中部流の奥義、ここに完結。



~クラブの上げ方~

正しいアドレスができてもクラブを上げるきっかけがつかめない!
“動かざること山の如し”固まってしまう人がいる。かと思えば“疾きこと風の如く”いきなり全速力でクラブを上げ、リズムもタイミングもスウィングプレーンも何もかも失っている人も少なくない。


「ゴルフは止まっている所から動きだすから難しい」と銀次郎はいう。


固まる“山の如し”ゴルファーへ処方箋。
「素振りの時にインパクト位置の少し先にクラブを出してから」「バックスウィングしてみるんです」


手で上げるべきか?
体で上げるべきか?


体なら肩か腰か?そんなことは何も考えない。クラブヘッドの重さにまかせて自然にバックスウィングが始ってくれるはず。


前に漕いだブランコが自然に後ろに戻るような、そんなイメージで本番のスウィングに臨めば、“山の如し”ゴルファーに陥る心配は消えうせ、ゆったりとテークバックの始動ができるようになっているはず。




一方テークバックスピード違反の“風の如く”ゴルファーに別の処方箋。
「そんなに力を入れてバックスウィングで頭の上のボールを叩くつもり?」頭上にボールなんかないはず。あなたの目的は目の下のボールを狙った目標に飛ばすことなはず。


バックスウィングは、そのための“はずみ”をつけるだけのこと。そう気楽に考えておけば、あわてないでバックスウィングが出来る。


リズムもタイミングも程よく保たれ、スウィングプレーンを外れる心配もなくなる。リキミがとれてクラブが上がれば、ダウンでクラブヘッドが走り、気持ちよくボールを打ち出すことができる。


風邪を切り林の球音こだまし火の如き球が山より高く飛び去る。これまさに風林火山なり。

中部銀次郎

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